田辺製薬大正製薬は、12月3日午後2時半、来年10月に予定していた経営統合を解消することを発表した。両社は、9月17日に経営統合を発表したばかり、日本企業同士の合併の難しさを浮き彫りにした。しかし、このままではメガマージャー(巨大合併)に走る欧米企業に経営規模と研究開発資源で引き離されるばかり、わが国の製薬企業のジレンマは深まるばかりだ(関連記事)。
 発表前の大正試薬の株価は前日比175円増の2350円(午後2時現在)、田辺製薬の株価は前日比137円減の995円(午後2時現在)だ。今回の合併解消が両社が両社の株価にどう影響するかは今後の推移を見る必要がある。
 トップダウンで決定した両社の経営統合だが、両社の内部からの反対意見や、また、合併後の両社の株価が低下するなど市場の厳しい評価も無視できなくなった模様だ。詳細は続報する。(宮田 満)


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