バイオビジネスコンペJAPAN実行委員会は、バイオビジネスプランの最優秀賞に、大阪大学大学院機能形態学講座(解剖学第二)教授の遠山正彌氏の「孤発性アルツハイマー病の早期診断法、治療法の開発」と東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻教授の多比良和誠氏の「新規RNA-プロテインハイブリッド型高機能リボザイムライブラリーを用いた新規機能遺伝子探索法(ジーンディスカバリーシステム)の開発」を4月17日に選出、それぞれ表彰状と賞金500万円を贈った。

 わが国初のバイオビジネスコンペは、応募総数56件、応募案の中から現在、最優秀賞の多比良氏の発明に基づき来週、ベンチャー企業ジェノファンクションが設立されるなど、すでに5件のベンチャー企業の創設の検討が進むという当初の期待以上の大成功を収めた。第二回のビジネスコンペJAPANも、同実行委員会は開催することを決定した。わが国のバイオ・ベンチャー企業の登竜門としての定着を図る。

同ビジネスコンペは大阪商工会議所などが中心となり運営している。本選審査委員長は大阪大学総長の岸本忠三氏、16人の審査委員会と協議の結果、最優秀賞2件と優秀賞5件を選定した。表彰案件の概略と受賞理由は下記の通りだ。(宮田 満)


●最優秀賞(2件、賞金500万円)
「孤発性アルツハイマー病の早期診断法、治療法の開発」
 大阪大学大学院機能形態学講座(解剖学第二)教授遠山正彌氏

「新規RNA-プロテインハイブリッド型高機能リボザイムライブラリーを用いた新規機能遺伝子探索法(ジーンディスカバリーシステム)の開発」
東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻教授多比良和誠氏

●優秀賞(5件、賞金100万円)
「最近DNAによる免疫賦活作用を利用した新規な抗アレルギー剤および癌免疫療法剤の開発」
 大阪大学微生物病研究所癌抑制遺伝子分野教授審良静男氏

「癌浸潤・転移・血管新生阻止分子NK4/マリグノスタチンの製薬化」
 大阪大学大学院医学系研究科バイオメディカル教育研究センター腫瘍生化学教授中村敏一氏

「遺伝子組換え蛋白薬デリバリー用アシンメトリー・ミリ、マイクロカプセル」
 京都薬科大学薬学部薬物動態学教授高田寛治氏

「薬物輸送機構に基づく創薬分子デザインABC-HTS戦略:大量スクリーニングとそのデータベース及び解析プログラムの開発」
 東京工業大学大学院生命理工学研究科生体分子機能工学専攻教授石川智久氏

「未利用のバイオマスからのエネルギー生産を、最新の遺伝子操作で菌体の改造、酵素の探索など有機的に活かすプロセスを開発する。バイオ_エナジー.Com」
 関西化学機械製作代表取締役社長野田秀夫氏、神戸大学教授福田秀樹氏


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