皆さん、おはようございます。インドのBangaloreは暑さがだいぶ増してきました。窓ガラスが熱い。日差しも強く、サングラスは必携です。昨日は、バイオとITのインドで最も先端を行く、Indian Institute of Science(現地ではIISCと呼びます)に取材に行ってまいりました。広大に敷地に緑溢れるキャンパスでした。92年も前に、インドのTata財閥の創業者が開設した生物医学研究所(Tata Institute)から発展したものです。1959年に国家が買収し、国立大学となりました。

 インドで最初のスーパー・コンピュータ・センターがあり、情報技術で今は名をはせていますが、バイオの実力も侮れません。基本的には大学院大学ですが、40の学部、500の学科、そして2000の大学院生と600人のphDが存在する巨大な大学で、生物関連の学部は4つあります。ラマン・スペクトラムでノーベル賞を受賞したことを記念したラマン研究所もあります。

 バイオ関係では、1998年に米国のMonsanto社が、キャンパス内にMonsanto Research Center at IISCを開設しています。屋上に組換え植物の温室を載せた、Monsanto本社の研究所の小型版がここにありました。phDを持つ研究員は60人以上も働いています。ここではイネのゲノム解析と組換え植物の開発を行っています。Monsanto社のインド進出の拠点でもあります。

 左上の写真は帰り際に、撮影したBangaloreの工科大学の学生です。男子学生はいいかげんな格好をしていますが、女子学生は民族衣装を凛と着ております。インドは存外、女性の社会進出が進んでおり、かつてインデラ・ガンジー氏が首相となっていたのを始め、BangaloreのあるKartanaka州知事も女性、そして明日のパネルを仕切るインドのバイオ・ベンチャー企業の草分けBIOCON社を創業したKiran Mazumdar-Shaw氏も女性でした。日本もライフサイエンスには女性の研究者が多いと思いますが、何故か彼女らの才能を活かせない。男性至上主義は、人類の才能を半分失わせることを、インドの熱気の中で強く感じました。さあ、これからパネルです。

 では皆さん、お元気で。(宮田 満@Bangalore)


インド・バイオ特集


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