***** seminarMLから情報転載 *****

国立医薬品食品衛生研究所特別講演会のお知らせ

下記の通り講演会を開催いたします。
多数ご来聴下さいますよう。
(聴講無料、事前登録不要です)

日時:2001年4月4日 (水) 15:00から16:00
場所:国立医薬品食品衛生研究所
   安全性生物試験研究センター会議室

  (最寄り駅は新玉川線渋谷駅から4駅目の桜新町駅です。)
  (急行は止まりませんのでご注意下さい。)
  (桜新町駅からは徒歩10分です。)

演者:衛藤光明先生(国立水俣病総合研究センター、臨床部長)
演題:メチル水銀中毒症(水俣病)の発症機構について

水俣病は我が国の代表的な公害被害の例であり、1965年に水俣湾周辺に、1965年に新
潟県の阿賀野川流域にも発生したメチル水銀中毒である。最近の研究によると原因工場においては水銀触媒の活性維持に使う助触媒の変更により、アセトアルデヒド製造工程過程でメチル水銀が急増し、工場排水と共に排出され、メチル水銀が大量、鰓や消化管から直接魚介類に摂取され体内蓄積したことが判明した。水俣病の大脳病変には選択的傷害があり鳥距野前位部の神経細胞の脱落により求心性視野狭窄、横側頭回の病変により後迷路性難聴、中心後回、中心前回の病変によりそれぞれ感覚障害、運動障害を招来する。その発生機序に関して、マーモセットを用いて中毒実験を行った結果、白質の浮腫による皮質の圧迫で循環傷害を招来し、メチル水銀の毒性影響を受けやすい環境が形成されていることが証明された。また小脳プルキンエ細胞直下から始まる顆粒細胞の脱落・減数で、小脳性失調症、脊髄末梢感覚神経優位の病変で四肢末端の感覚障害の出現がある。最近地球レベルで、低濃度メチル水銀中毒の胎児・小児への健康影響が話題となり、無機水銀のメチル化による食物連鎖の摂食魚種・量規制により予防対策が講じられようとしている。

連絡先: 国立医薬品食品衛生研究所・安全性生物試験研究センター・毒性部
東京都世田谷区1-18-1
担当:  川崎、鈴木
電話:  03-3700-9646


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