米国Vysis社は、11月30日、再発性膀胱ガンを対象とした遺伝子検査キット「UroVysion」の販売認可の申請を米国食品医薬品局(FDA)に提出したと発表した。

 同検査キット「UroVysion」は、Vysis社のin situハイブリダイゼーション法FISH法)を利用したもので、膀胱細胞における遺伝子の変異を検出することができるものだ。この検査キットは、FDAに提出された再発性膀胱ガンの検査キットとしては初めての遺伝子検査薬だ。

 「UroVysion」は、Vysis社がFDAに申請した6つ目の遺伝子検査キットとなる。

 膀胱ガンは、世界的にも罹患者の多い疾患だ。2001年には米国で約5万3000人、欧州で約8万3000人が新しく膀胱ガンと診断されると推定されている。膀胱ガンは早期発見と適切な治療さえ行えば、5年生存率は94%と高い。ただし、約50%の膀胱ガン患者は最初の発見から2年内に再発する。この再発率の高さにより、患者は年に多くて4回、ガンの再発検査を定期的に受ける必要がある。現在、膀胱ガンの検査は膀胱と尿中の細胞の採取により行われている。しかし、尿中細胞の検査は、信頼性が低いことが問題になっている。(フリーライター・鈴木志野)


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