4年に1回のバイオの祭典、BioJapan2000が、9月26日、東京新宿の京王プラザホテルで開幕した。今年は、政府が「ミレニアム計画」でバイオに資金投入をしたことを切っ掛けに、海外のバイオ企業や政府が殺到、展示会場の半数以上が海外出展となる状況となった。前回とは様変わりである。この海外からの熱い期待にわが国やわが国の企業がどう応えるかが課題となりそうだ。

 第2期のバイオ・ブームを背景に参加者は増加した。定員1000人のシンポジウムは満員札止め。ベンチャー企業とのわが国の企業や投資家とのお見合いの会である「ビジネス・パートナリング」は103社が、自社技術や製品を発表、聴衆は300人を超えた。また、展示会は16カ国179社が出展した。


 京王プラザホテルの1Fには今回の目玉の一つであるPA企画「美人トンネル」も開通した。トンネルないを進むにつれ、実物に触れて、食べて、バイオを実感してもらう企画だ。クローン牛のロースト・ビーフ他、メニューも充実、聴衆が野菜からDNAを抽出する実験なども体験できる。この他、植物の澱粉から製造した生分解性プラスチックや繊維の実物展示や、組換えの花の展示もある。細かい説明はすべて、短冊状の説明パンフレットに要領よくまとめられており、自宅に帰ってからもバイオの理解を進めることを手助けする工夫もある。
  
 26日午後6時から始まったウェルカム・レセプションは森首相は国会で欠席したものの、バイオ関連5省庁の大臣やライフサイエンス議員連盟会長の加藤紘一氏も出席した。余りにも多数のVIPが参列したため、挨拶が多過ぎて会場がざわつくという珍場面もあったが、これもバイオがわが国で多方面から注目された証拠である。パーティー会場は人で溢れており、立錐の余地がなかった。久々にバイオに対する国内外の熱気を実感させた。(宮田 満)


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