
Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
ps
前回の当選者。おめでとうございます。
『進化の風景 -魅せる研究と生物たち』を発刊いたしましたのでご案内いたします.
「進化の光に照らしてみたとき初めて,生物学は意味と一貫性をもつに到る」生物学の泰斗ドブジャンスキーのこの言葉を愛する著者が,自らの研究生活で出会った興味深い現象,不思議さにあふれる生物たちを題材に,生物研究・進化研究の魅力を縦横無尽に語ります.雑誌『生物の科学 遺伝』1998年1月号から1999年12月号まで24回にわたって連載され好評を博した「進化の支流と本流」をもとに,最新情報を加筆,さらに書き下ろしを加えたものです.
『進化の風景 -魅せる研究と生物たち』
石川 統著 四六判/220頁/本体価格2200円+税
<主要目次>
1章 寄生するもの,共生するもの<ボルバキア-進化のヒッチハイカーを追う/プリオン(タンパク質性伝達因子)の研究/アブラムシ・共生・シャペロン・進化/超高倍数性バクテリアの発見/細胞内寄生バクテリアの進化/ミトコンドリアゲノムの多様性/水素説-改訂版共生説/ヒドロゲノソームと嫌気性ミトコンドリア/渦鞭毛藻の不思議な葉緑体>
2章 ダイナミックなゲノムと遺伝子<ゲノム解析/インシュレーター-ゲノムを区分する/しなやかなゲノム/三毛猫はメスばかり-X染色体の不活性化機構/リボソームRNA談義/インテインとタンパク質スプライシング/環から線へ-染色体構造の進化をめぐって/ポリメラーゼと鋳型DNA-動くのはどちらか/RNAワールドからタンパク質ワールドへ>
3章 遺伝子のかなたに<カンブリア爆発の火だね-多細胞動物の起源/形態進化をあやつる分子シャペロン/ナミビアの黄色い真珠/多胚性寄生蜂という生き方/真社会性動物の新顔たち/カエルはなぜ滅びるか/植物の植食者対策と寄生蜂>
章 生物科学はどこへ行く<生物科学はどこへ行く>
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