米国Proteome社は、9月12日、ヒトのゲノムに蛋白の機能情報を組み合わせた、初めてのヒト・データーベースを発売したと発表した。
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 今回発売した2つの新しいデータベースは、「Human Proteome Survey Datebase(HumanPSD)」と、「G蛋白共役受容体データベース(GPCR-PD)」だ。
 
 HumanPSDは、1万8000個以上のヒト、マウス、ラット由来の蛋白に関する生化学的機能、細胞、生体内での役割、細胞内の局在部分などの基本的な特徴を含んでいる。GPCR-PDは、G蛋白共役受容体ファミリーに関する、広く多様な情報を集約している。G蛋白共役受容体は、生命活動において、非常に重要な機能を果たし、医薬品開発の主要な焦点となっている。HumanPSDとGPCR-PDは2つとも、ほ乳類に焦点をあてたデータを収録している。
 
 また、2つのデータベースは、「BioKnowledge Library」に掲載されている全ての種の情報と結びつけることができる。BioKnowledge Libraryとは、Proteome社が開発した蛋白に関する既存の知見をあつめた検索可能なプロテオーム・データベースだ。毎週、最新の文献から新しい知見が更新されている。このデータベースにより、研究者は、モデル動物とヒトとの間に保存された生物学的経路や、分子相互作用を比較することができる。(フリーライター・鈴木志野)