「消化器プロバイオティクスシンポジウム2000」が4月28日13から17時に、東京都千代田区霞ヶ関ビル1階の三井プラザホールで開催される。

 主催は、東海大学医学部生体防御機構系感染症学部門教授の古賀泰裕氏が代表をつとめる消化器プロバイオティクス研究会。連絡先は、TEL:0463-93-1121(内線2591、2595)、FAX:0463-94-2976。東海大学医学部が後援する。

 消化器プロバイオティクス研究会の活動成果は、まず、明治乳業が3月27日に発売する抗ピロリ菌ヨーグルト「明治プロビオヨーグルトLG21」の商品化で結実した(関連記事1)。

 古賀氏らは、マウスの胃にピロリ菌が定着しないのは、常在している乳酸菌の働きによることを見出した(国際誌GUTへの論文掲載は97年)のをきっかけに、人間の胃において抗ピロリ菌効果を発揮する乳酸菌の研究を進めてきた。99年7月に英国で開かれた国際化学療法学会で、古賀氏がこの研究成果を招待講演で発表するほど国際的に高い評価を受けているため、明治乳業はLG21乳酸菌の研究成果を早々に商品化する判断を下した模様だ(関連記事2)。

 参加自由、来聴歓迎。プログラムは下記の通り(敬称略)。
○基調講演
「消化管粘膜の免疫病理」名倉宏氏(東北大学大学院医学系研究科病理学教授)
○シンポジウムI「消化器感染症とプロバイオティクス」
座長:光山正雄(京都大学大学院医学研究科教授)

「病原性大腸菌(EPEC)の病原性」阿部章夫(北里研究所・基礎研究所細菌第二研究室)

「腸管出血性大腸菌O157感染症へのプロバイオティクスの応用」相場勇志(東海大学医学部感染症学)

「Helicobacter pylori感染症の診断・治療・適応疾患」杉山敏郎(北海道大学医学部第三内科)

「Helicobacter pylori感染症へのプロバイオティクスの応用」古賀泰裕(東海大学医学部感染症学)

○シンポジウムII「消化器アレルギー、免疫疾患とプロバイオティクスの応用」
座長:久保千春(九州大学大学院医学系研究科教授)

「炎症性腸疾患-動物実験モデルの語る粘膜免疫」土肥多恵子(国立国際医療センター研究所・消化器疾患研究部)

「乳酸菌による腸管免疫機能賦活作用」松口徹也(名古屋大学医学部病態研生体防御研究部門)

「消化器アレルギーにおける腸内フローラの役割」田中和生(東海大学医学部感染症学)