2000年度のわが国のバイオ関連予算(政府案)は、通商産業省、農林水産省、厚生省、科学技術庁、文部省、環境庁、警察庁、郵政省の8省庁合計で約3470億円となることが明らかになった。詳細は、日経バイオテク2000年1月31日号に掲載した。

 99年度当初予算と比較して約670億円、23.9%の大幅増加となった。一気に3000億円のラインを突破する結果となった。政府が設けた経済新生特別枠のうちの非公共事業分である「ミレニアム・プロジェクト」を各省庁が積極的に活用した結果だ。

 特に増加が目立つのは、ゲノム関連予算の増加で、通産、農水、厚生、科技庁、文部省の5省庁合わせて561億円となった。中でも、ヒト一塩基多型(SNPs)解析プロジェクトには150億円以上が投入される。

 SNPs解析プロジェクトにあまりにも予算が集中されている点や、従来の方式を踏襲した研究開発プロジェクトが多い点など、2000年度予算で懸念される点も少なくない。また、実用化支援、産学連携のさらなる促進や、パブリック・アクセプタンス獲得のための事業・活動なども必要だろう。


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