米国Oregon地域霊長類研究センター(ORPRC)と米国Oregon健康科学大学の研究チームが、アカゲザルの受精卵を分割し、その受精卵を子宮に着床させて産仔を誕生させることに成功した。詳細は、Science誌2000年1月14日号に掲載された。

 受精卵分割によるクローンづくりはウシなどでは行われているが、霊長類では初めて。

 研究チームは、アカゲザルの受精卵が8細胞に分かれた段階で、2細胞づつ4つに分離して、分割受精卵を作製した。これを代理母の子宮に移植して着床させ、157日後にメスの産仔1匹が誕生した。研究チームは、産仔に4分の1を意味する「テトラ」と名付けた。

 現在、さらに別の分割受精卵を移植した4匹の代理母が妊娠中だ。(佐原加奈子)