***** seminarMLから情報転載 *****

下記の通りセミナーを開催いたします。
皆様のご来聴をお待ちしております。
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特別セミナー

演者: 今井義幸 博士
Postdoctoral Fellow
Stanford University School of Medicine

演題:ゼブラフィッシュにおけるオーガナイザーの形成を制御する分子機構の解析

日時:12月17日 (金) 16:00から17:00

場所:東京大学理学部3号館 4階 416号室
    (千代田線根津駅より徒歩5分、南北線東大前駅より徒歩8分)

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 シュペーマンのオーガナイザーは脊椎動物の初期胚に普遍的にみられる細胞集団で、中胚葉を背側化する活性、外胚葉を神経化する活性、形態形成を開始させる活性などをもち、他の胚に移植すると二次胚を誘導することができる。ゼブラフィッシュにおいて、オーガナイザーの形成を制御する分子機構を解析するため、胚の形態およびオーガナイザーに局在するgsc (goosecoid)遺伝子の発現を指標にして突然変異体のスクリーニングを行った。

 新規のdorsalized(背側化)変異体として得られたst7は、原腸胚においてgscを含むdorsal mesoderm(背側中胚葉)マーカーの発現領域が著しく拡張するという表現型を示した。また体節形成期には、神経管マーカーの発現領域の異常な拡張が認められた。ゼブラフィッシュでは背側の発生に必須な因子として、Dharma(ホメオボックスをもつ転写因子)、nodal(TGFbシグナル分子)、Chordin(BMPインヒビター)などが知られているが、遺伝学的な解析によりst7はDharmaの下流、Chordinの上流で機能することが示唆された。マッピングによりst7はLG (linkage group)13上の欠失変異であることが明らかになった。この領域にst7の表現型の原因となり得る遺伝子を同定し、さらに解析を進めている。

世話人:山本 正幸(03-5841-4386)


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