京都精華大学が、環境社会学科開設準備講演会 「自然との共生を求めて 」を下記の要領で開催する。最新情報は「バイオ関係者、皆のホームページ」学会研究会欄でアクセスできる。


京都精華大学、
環境社会学科開設準備講演会 「自然との共生を求めて」

■12月10日(金)18:00から19:30
河合雅雄(動物学者/兵庫県立人と自然の博物館長)「共生系と人間」

「自然と人の共生」ということがよくいわれる。自然を破壊し、地球環境問題といった人類生存の危機を予感させる事態を現出させた結果への反省である。

しかし、人と自然は本当に共生できるのだろうか。生物界における共生現象を 具体的に説明し、反自然的存在である人間と自然の共生関係のあり方につい て考えたい。

河合雅雄(かわい まさを)
1924年兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。京都大学教授(霊長類研究所)、京都大学霊長類研究所所長、財団法人日本モンキーセンター所長などを歴任。現在、京都大学名誉教授、兵庫県立人と自然の博物館長、日本福祉大学生涯学習名誉センター長、日本ナイル・エチオピア学会会長、兵庫県教育委員会委員、県立丹波の森公園長をつとめる。専門は霊長類・生態学、サルからヒトへの進化の研究。アフリカでの調査は20回。著者に、『霊長類学の招待』(小学館)、『人類以前の社会学-アフリカに霊長類を探る-』(教育社)、『子どもと自然』(岩波書店)、『少年動物誌』(福音館書店)、1992年『人間の由来「上」「下」』(小学館、毎日出版文化賞)、『小さな博物誌』(築摩書房、産經児童出版文化賞)『河合雅雄著作集』(小学館)等がある。

■12月16日(木)18:00から19:30
秋山豊寛(宇宙飛行士/農業)「自然との共生」
「共生」という言葉は、風化しかかっているが、それでも二十一世紀のキーワードの一つであることに変りない。地球資源の有限性の認識がここ十数年世界の基本認識になり、先進国のライフスタイルの転換が求められている。「農の ある暮らし」はその転換への一歩でもある。食という人間の基本要素に結びつく問題の前提に「農」があるからだ。二十世紀に人間は「類の意識」の獲得に成功した。今や地球生態を視野に入れた「地球意識」を目指す時代である。

秋山豊寛(あきやま とよひろ)
1942年、東京に生まれる。国際基督教大学卒業、1996年東京放送入社。ロンドン駐在、外信部、政治部記者、ワシントン支局長などを歴任。1990年12月 2日から9日間、日本人初の宇宙飛行士として、ソ連の宇宙船ソユーズ、宇宙ステーション・ミールに搭乗、地球の映像を撮影・生中継した。1992年には熱気球でベーリング海峡を横断(世界初)。国際ニュースセンター長などを経て、1995年12月に退社。翌年1月から福島県滝根町で農業に従事する。著書に 『宇宙と大地から農のある暮らしへから』(岩波書店)『こちら宇宙特派員!』(毎日新聞社)、『宇宙特派9日間』(小学館)、『宇宙よ(上・下)』(共著、文春文庫)、『農をめぐる旅』(富民協会)、『農人日記』(新潮社)など。

会場:京都精華大学 入場:無料 申込:不要

問合せ:京都精華大学文化情報課
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
tel:075-702-5343 fax:075-705-4076
e-mail:garden@kyoto-seika.ac.jp

○ 環境社会学科
京都精華大学2000年4月開設予定(認可申請中) 。危機的な地球環境問題の解決に取組み、自然とのつながりをとりもどすことをめざす環境社会学科。未来への希望を受け継ぐために、新しい社会のあり方 と新しい人間の生き方を探求します。