
平成11年度バイオテクノロジー体験研修開催要項
1. 趣 旨
遺伝子組換え技術等のバイオテクノロジーは、地球的課題となっている人口・食料・環境・エネルギー、医療等の問題の解決に不可欠な、次世代のテクノロジーとして大きな役割を果たすことが期待されています。
農林水産・食品分野においても、バイオテクノロジーを応用した実用化が進んでいます。一方、この技術は新しいものであり馴染みが薄いこと、農作物・食品は消費者が直接口にすることなどから、中には漠然とした不安感をもつ消費者もおられます。
このため、社団法人 農林水産先端技術産業振興センター(略称STAFF)では、農林水産省の委託を受け、バイオテクノロジーの内容、有用性、必要性、安全性、研究開発/実用化状況等について一般の方々に情報を発信し、バイオテクノロジーを正しく理解して頂くための活動を実施しております。
この活動を十分に進めていくためには、バイオテクノロジーについて消費者一般に分かり易く説明し、また、このような方々が抱く疑問や不安に答えることのできる人材が必要です。更に、若い世代の方々にも、早くからバイオテクノロジーについて正しい知識を身につけて頂き、少しでも馴染んで頂くことが必要です。本研修は、このような人材を養成することを目的に実施するものです。
2. 主 催:社団法人農林水産先端技術産業振興センター(STAFF)
〒107-0052 東京都港区赤坂1ー9ー13 三会堂ビル7階
電 話 03(3586)8644
FAX 03(3586)8277
共 催:農林水産省農業生物資源研究所
農林水産省農林水産技術会議事務局先端産業技術研究課
3. 期 間
第1回 (高校生研修)7月21日(水)から23(金)日
第2回(一般研修)7月27日(火)から30日(金)
第3回(一般研修)8月3日(火)から6日(金)
4. 場 所
農林交流センター(農林水産省農林水産技術会議事務局筑波事務所)他
〒305-0856 茨城県つくば市観音台2ー1ー2
電 話 0298(38)7129
FAX 0298(38)7131
5. 内 容
本研修は、講義、実習、見学及びグループ研究で構成します。
グループ研究では、設定されたテーマについて、5人程度のグループによるディスカッションをして 頂きます。具体的な時間割等については日程表を参照して下さい。
DNAを扱う実習などがありますが、初歩から指導致しますので、実習経験や特段の準備は不要です。なお、実習はバイオテクノロジーに対する研修生の理解促進を図るためのものであり、技術習得を目的としているものではありませんのでご注意下さい。
6. 対象者 及び 定員
(1)第1回 研修開催年5月1日現在、高等学校または高等専門学校(1から3年)に在籍する生徒。
(2)第2回 及び 第3回 理科系教育関係者(中学校、高等学校、高等専門学校、農業大学校、短大の先生等)、都道府県職員(消費生活センター職員他)、栄養士、農業技術指導者(専門技術員、農業改良普及員、営農指導員など)、生活協同組合、研究開発企業担当者、その他
定員は、各回ともそれぞれ約 40 名
7. 費 用
次の表のとおりです。
区 分 | 研修費用 | 交通費 | 宿泊費 | 食費 | 旅行傷害保険 |
---|---|---|---|---|---|
第1回 (高校生) | 無 料 | 研修生負担 | 主催者負担 | 研修生負担 | (強制)主催者負担 |
第2回、第3回 (一般) | 無 料 | 研修生負担 | 研修生負担 | 研修生負担 | (任意)研修生負担 |
8. 研修応募様式及び提出期限
参加希望者は、平成11年6月15日(火)までに参加申込書に記入の上、事務局(〒105-0052 東京都港区赤坂1-9-13三会堂ビル7階 社団法人農林水産先端技術産業振興センター企画調査部)までFAXまたは郵送で提出して下さい。なお、応募者が多い場合は、抽選いたします。