アサヒビールの薬品事業子会社であるアサヒビール薬品は、生活習慣病予防のためのヘルスチェック問診票「アサヒヘルスチェック」を、アサヒビール薬品のホームページ(http://www.mesh.ne.jp/aby/)において6月10日から公開する。


 この「アサヒヘルスチェック」にインターネット上でアクセスすれば、誰でも簡単に問診に答えることにより、ビタミン、ミネラル類などの栄養素の摂取状況についてアドバイスを受けることができる。“潜在性微量栄養素欠乏症”になりがちな現代人に役立つ情報を、正確なデータに基き提供するサイトになる。

 「アサヒヘルスチェック」は、一問一答形式の全65問の質問に答えると、食事の状況や健康状態、実際の栄養素の摂取量が判別され、その結果を臨床試験から得られた血液中の栄養素濃度のデータと照会し、正確な診断ができるシステムだ。「アサヒヘルスチェック」の開発は、アサヒビール薬品が95年7月に「アサヒヘルスチェック専門委員会」を結成し、東邦大学医学部教授の橋詰直孝氏、お茶の水女子大学生活研究センター教授の五十嵐脩氏、東京農業大学名誉教授の五島孜郎氏、聖マリアンナ医科大学附属病院栄養部長の中村丁次氏の指導のもとで開発したもの。

 このシステム開発の成果は、東京で開催された日本栄養・食糧学会で5月29日に口頭発表された。食事摂取調査と微量栄養素欠乏愁訴調査を組み合わせた問診票調査により、潜在性微量栄養素欠乏症のスクリーニングを行うことが可能と発表した。

 摂取状況についてアドバイスされる栄養素は、ビタミンB1、B2、C、A、E、カルシウム、鉄、DHA、食物繊維。アサヒビール薬品が商品化している栄養補助食品(サプリメント)の販売促進が狙いだ。ビタミン、ミネラル類などの食品利用の規制緩和により、事業拡大の機会が広がっている。(河田孝雄)