***** seminarMLから情報転載 *****


 東京理科大学生命科学研究所は以下のセミナーを行います。聴講は自由ですので、学外の方の参加も歓迎しております。

日時:1999年5月28日(金)午後11時30分から13時00分
場所:理科大生命研2階大講義室

井筒ゆみ先生
北海道大学 免疫科学研究所病理部門

演題
「両生類幼生細胞の変態期アポトーシスに関与する成体免疫システム」 

要旨
  無尾両生類の発生過程では、卵から幼生がつくられ、そして一度つくられた
幼生体が壊されて、成体へと体のつくり換えが起こる。このつくり換えの過程を
「変態」というが、皮膚は、他の器官には無いユニークな変化をする。胴体部分
は成体へと変換し、変態後も生き続けるが、尾部はアポトーシスに陥り消失して
しまうのである。また、免疫系も変わる。幼生の時はアロ抗原に対し寛容である
が、成体になると、我々哺乳類の様に自己非自己を厳しく見分けることが出来る
ようになる。

 そこで、我々は、幼生のまま消失する尾部表皮の認識と除去に、成体の免疫細胞が関与しているのではないかという作業仮説をたてた。近交系アフリカツメガエル J strain を用い、成体に同系統の幼生皮膚を移植すると、拒絶が起こる(Izutsu & Yoshizato&s_comma; &s_quote;93)。さらに、成体脾臓細胞は、in vitroで幼生尾部皮膚組織を認識し、アポトーシスを誘導し崩壊させることも明らかとなった(Izutsu&s_comma; et al.&s_comma; &s_quote;96)。現在までに得られた結果を示し、変態期の尾の退縮にどのようなメカニズムが働き得るのかを考察する。

連絡先
千葉県野田市山崎2669
東京理科大学 生命科学研究所
免疫生物学部門 久保 允人
Tel: 0471-23-9770 
FAX: 0471-25-2887
E-mail: raysolfc@rs.noda.sut.ac.jp


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