アイスランドのRaykjavik市内で才能を発見しました。X染色体やポリメラーゼ連鎖法(PCR法)のバンドパターンを使ったアートを創作している若きモダンアート作家、Anna Julia Fridbjornsdottir氏です。写真では分かり難いですが、同氏が抱いている鳥の巣には、透明なX染色体が2つ収めてあります。

 同氏は今年の夏に英国Londonのアートスクールを卒業したばかり。留学中に英国London大学教授が見せてくれたPCRのバンドパターンに魅せられたのが切っかけで、DNAアートにどっぷり漬かっている模様。「顕微鏡ものぞいたことはないけれど、とにかくは遺伝子は刺激的」とAnna Julia氏。どうしてどうして、同氏のX染色体のオブジェは生物学的にもかなり正しく仕上がっていました。

 この他、X染色体のポートレイト(左)やPCRパターンの写真をつかったポスター、更には白い壁一杯にX染色体を並べた大型オブジェまで、精力的な仕事振りです。

 9月25日まで個展は開催しておりますので、今なら航空券を買って飛んでくればぎりぎり間に合います。詳しい個展の場所などは、anna.drap.demon.co.ukにメールで尋ねて下さい。英語でAnna Julia氏が返答してくれるはずです。

 帰りがけに、アイスランドのゲノム企業DeCode社に取材に行くことを話したら、「会長にX染色体を売り込んで」と頼まれ、安請け合いしてしました。にわかエージェントになって、若い才能の成長に一肌脱ぐことにしましょう。それではお元気で。(宮田 満 in Raykjavik)