米国食品医薬品局長官を6年間務めた、David Kessler氏が、本日(26日)退官する声明を発表した。

 同氏の在任中に初の遺伝子組換え農産物である組換えトマト「FLAVR SAVR」(94年5月)の安全性を確認、バイオ農業の実用化を促進した。また、最近ではFDAの新薬審査の機構簡素化に取り組み、米国での新薬承認ラッシュの引き金を引いた。

 今回に引退は公職を離れ、私生活に戻ることを理由にしているが、FDA改革にめどをつけ、一つの節目を迎え、後任に譲る時期がきたという判断だろう。わが国の厚生省トップのスキャンダルによる辞職とはまったく対照を成した。