また、バイオ・ホラーの大作が、19日土曜日から全国で上映される。そのタイトルも「D.N.A」。今年,8月に米国で封切られ全米一位のヒット作となったもの。89年の正月映画「ゴジラ対ビオランテ」以来、「スピーシーズ」,「アイラブ・トラブル」(一部ラブコメディ)など,バイオ中でも遺伝子操作技術を利用したホラー映画が数多く上映されている.今回の映画は,遺伝子操作でヒトと動物を合成した獣人を開発する物語で,最も欧米では市民が嫌悪する遺伝子操作の応用を取り上げた.これを単なる作り物としてわが国に市民が楽しめるか,わが国のバイオテクノロジーに対するパブリック・アクセプタンスを推し量る絶好の映画となりそうだ.

 原作はSF作家の元祖ともいうべき,HG ウェルズの「モロー博士の島」.原作では手術によって,野獣とヒトを合成した獣人が作られていたが、「D.N.A」では遺伝子操作でヒトの遺伝子と動物の遺伝子を混ぜ合わせて、獣人を作り上げている。お話は荒唐無稽だが、「ターミネーター2」や「ジュラシック・パーク」の特殊効果(SFX)をしたスタン・ウィンストンと「トゥルーライズ」のSFXを作成したDigital Domain社が担当、獣人の遺伝子をリアルに表現する。

 ストーリーは、2010年、飛行機事故で南太平洋を漂流していた国連の弁護士ダグラス(デビッド・シューリス)が、偶然通りかかった貨物船に救助され、熱帯の孤島に上陸、ノーベル賞受賞者の遺伝学者モロー博士(マーロンブランド)とであうことから始まる。やがて、ダグラスは何か謎めいた禁断の実験が行われていることを感じ、探索を始める。そんな折り、モロー博士の虐待に獣人たちが反乱を起こし、物語は急展開する。結末は映画館で。

 映画の詳しい情報は、Gaga Communications社のホームページで。