国立がんセンター研究所ウイルス部長下遠野邦忠氏が、9月1日つけで京都大学ウイルス研究所教授に就任した。

 同氏はレトロウイルスが染色体内を飛び回る遺伝単位、トランスポゾンと本質的の同等であることを証明、レトロポゾンという概念を提唱した。ついで成人性T細胞白血病ウイルスや最近ではC型肝炎ウイルスなどが引き起こす発ガン機構の研究に取り組んでいる。また、C型肝炎ウイルスのプロテアーゼをクローン化、この阻害剤をC型肝炎の治療薬の開発にも、創薬科学研究所と共同で着手している。