国際枯草菌シンポジウム(分子生物学とバイオテクノロジー)が98年7月12から15日、大阪の千里ライフサイエンスセンターで開催されることが決まった。枯草菌は酵母とともに、世界で最初の全ゲノム解析の対象に選ばれ、ヨーロッパと日本の研究グループを中核とした国際共同研究により、枯草菌のゲノム全配列約420万塩基対は97年5月に決定した。この全ゲノム上の約4000の遺伝子の網羅的な機能解析が現在、組織的に進められている。この機能解析の成果が、わが国で初めて開催される国際枯草菌シンポジウムで発表される。

 国際枯草菌シンポジウムは、81年以来2年毎に主として米国で開催され、最近はヨーロッパでも頻繁に開催されている。枯草菌のゲノム解析プロジェクトも90年のパリにおける会議で提案された。枯草菌のゲノム解析プロジェクトで、日本は全体の3分の1にあたる140万塩基対、約1400遺伝子を担当し、成果をあげている。

 主催は、国際枯草菌シンポジウム組織委員会と、(財)国際科学振興財団。組織委員長は、奈良先端科学技術大学院大学の吉川寛氏。民間企業からは、花王生物科学研究所の伊藤進氏、三菱化学生命私学研究所の板谷光泰氏、ヒゲタ醤油研究所の門脇清氏、日本ロシュ研究所の星野達雄氏、三井化学ライフサイエンス研究所の本城勝氏が組織委員、協和発酵工業東京研究所の水上透氏が会計監査に名を連ねている。

国際枯草菌シンポジウムの問い合わせ先は、連絡先は、

奈良先端科学技術大学院大学
小笠原 直毅 氏
TEL:07437-2-5430、FAX:07437-2-5439
E-mail:nogasawa@bs.aist-nara.ac.jp

筑波大学生物科学系
山根 國男 氏
TEL・FAX:0298-53-6680
E-mail:kyamane@sakura.cc.tsukuba.ac.jp

なお、主催機関は現在、開催のための資金援助を募集中。募集する寄付金の目標額は400万円(1口20万円)。寄付金申込連絡先は、(財)国際科学振興財団 国際枯草菌シンポジウム係 TEL:03-3264-0520、FAX:03-3264-0920