さて急速に価格が低下したヒト・ゲノム解析が進展し、ゲノム情報に基づく個の医療、我が国の政府はゲノム医療という新しい言葉を発明していますが、に対する期待が膨らんでいます。2015年2月に内閣府はゲノム医療実現推進協議会(議長内閣官房健康・医療戦略室長)を発足、文科省、厚労省、経産省の局長をずらりと並べ、ゲノムコホートの九大清原教授やバイオバンクジャパンの久保理研総合生命医科学研究センター副センター長、東北メディカルメガバンクの山本機構長など、我が国のゲノムコホートと小児の遺伝性疾患の専門家を招へいして、ゲノム医療のあるべき姿を議論しています。15年7月には中間とりまとめが公表され遺伝要因等個の違いに基づいた個の医療が全世界で急速に進行しており、我が国でもオールジャパン体制で取り組みを強化し、ゲノム医療の実現を加速すべきであると提言しました。しかし、その裏ではSNPs(一塩基多型)を活用したGWAS(ゲノムワイド連鎖不平衡解析)研究で世界を一時はリードしたオーダーメイド医療実現化計画の解体が決まった模様です。バイオバンクとゲノム解析が切り離され、他のバイオバンクやゲノム解析センターと統合する可能性が出てきました。一方で別グループによるクリニカルゲノムセンター樹立の計画も聞こえてきます。我が国のゲノム医療は一体どこに行こうというのか?

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