3週間に1回、金曜日のメルマガを担当している日経バイオテク副編集長の河野修己です。

 今回のメルマガでは、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった、北里大学の大村智氏について触れざるを得ません。この3週間ほどは、大村氏の記事ばかり書いていました。

 発表は10月5日でした。実は編集部では、もし日本人の受賞があるなら京都大学か大阪大学と予想し、どちらでも対応できるようにあらかじめ記者を新大阪辺りに送り込んでいたのでした。しかし、蓋を開けてみると受賞したのは大村氏。会見は弊社からクルマで数分の所にある北里大学のキャンパスで行われるというという展開になりました。そこで、私が担当することになったのです。

北里研究所顧問の大村智氏がノーベル生理学・医学賞を受賞、
熱帯病治療薬などの創製に寄与
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151006/187788/

大村智氏会見詳報(その1)、「私は微生物の力を借りただけ」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151006/187789/

大村智氏会見詳報(その2)、
「失敗してもいいからやりたいことをやってみればいい」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151006/187790/

大村智氏会見詳報(その3)、
「定時制高校の生徒の油で汚れた手を見てもっと勉強しないと駄目だと思った」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151006/187791/

 10月14日から始まったBio Japan2015にも大村氏が急遽講演することになり、そこでの発言も詳細を報じました。

BioJapan2015、大村智氏講演詳報(その1)、
「日米の研究環境の差を埋めるための企業との共同研究だった」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151014/187944/

BioJapan2015、大村智氏講演詳報(その2)、
「ウシの寄生虫をほぼ100%除去したイベルメクチン」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151014/187945/

BioJapan2015、大村智氏講演詳報(その3)、
「ゲノム解析に9億円掛かる。それなら自分で出してやってやれと思った」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151015/187948/

 さらに、22日には故郷の山梨県韮崎市で会見があるということで、休日返上で中央本線特急に乗り、韮崎に向かったのでした。

ノーベル賞を受賞する大村氏が故郷に凱旋、「小中学校の教育を充実させてほしい」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151019/188027/

 大村氏については、創製したエバーメクチン、イベルメクチンなどの特許料収入として得た250億円以上の資金の大部分を、病院や美術館、温泉施設の設立に投じたとして話題になっています。そのお金の使い方の美しさに私も感銘を受けたのですが、韮崎市での会見では、大村氏の人柄が伺わせる場面があったのです。それについては日経バイオテク10月26日号の「業界こぼれ話」で触れていますので、ご一読ください。(河野修己)