環境省トイレの張り紙
環境省トイレの張り紙
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 【日経バイオテク/機能性食品メール】
   【2015.10.2 Vol.207】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 まずは恒例の機能性表示食品の届出書受理情報から。この1週間では、2015年9月29日(火)の更新で3件、9月30日(水)の更新で2件が追加されまして、累計は98件になりました。100件突破は目前です。

 ただし、9月30日に撤回届出書が受理されました。八幡物産の「北の国から届いたブルーベリー」(届出番号A89)で、機能性関与成分名は「ビルベリー由来アントシアニン」。「アントシアニンには、ゲーム、パソコン作業、事務作業など目をよく使うことによる、目の疲労感、目の乾き、ピント調節機能の低下を緩和することにより、目の調子を整える機能があることが報告されている」旨の機能性表示の届け出が8月10日に受理されていましたが、このうち「目の乾き」については根拠とする論文が非査読の1報のみだったため、撤回したとのことです。

 撤回は、6月11日に撤回届出書が受理された森下仁丹の「ビルベリー」(A18)に続いて2件目。ですので有効な届け出は、差し引き、96件です。

 なお、鳥取県米子市に本社がある八幡物産は、ルテインを機能性関与成分とする「めばえ」(A27)は、すでに機能性表示食品としての販売を開始しています。

 さて、今日10月2日は午前中、食品安全委員会の「報道関係者との意見交換会」がありまして、食品安全委員会事務局次長の東條功さんが「遺伝子組換え食品の健康影響尿化について」と題する発表がありました。ただいま特集記事のとりまとめを進めているカルタヘナとも関連していまして、たいへん参考になりました。

 次いで午後は、環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室の外来生物対策係長の森川政人さんと、移入生物対策係長の平山宗幸さんに少しお話しをうかがいました。取材のテーマは、外来生物対策とカルタヘナです。

 そこで今日発見した、ちょっとおもしろいことを報告します。トイレのフタの有る無しです。

 というのも、新型ノロウイルスの脅威が発表されて報道もされていたので、

新規遺伝子型ノロウイルスGII.P17-GII.17の流行
http://www.nih.go.jp/niid/ja/norovirus-m/norovirus-iasrs/5903-pr4273.html

 意見交換会で、以前から聞きたかった質問をしました。

 ノロ対策には、トイレの便器のフタを閉めてから水を流すべきと、飲食店のトイレなどに注意書きがあります。しかし、弊社が入居しているビルもそうですが、最近は、フタの無いトイレが多いのです。ちなみに、食品安全委員会が入居しているビルも、フタ無しでした。

 資源のムダやコストを下げるためには、フタは不要なのでしょうが、ノロ対策では、フタはあったほうがよいのです。

 食品安全委員会の委員長をお務めの熊谷進さんに、トイレは重要とのお答えをいただきました。

 それで、次に向かった環境省のビルはというと、これもチェックしたところ、フタがありました。しかも、日ごろフタを閉めておくことを、環境省では奨励してました。

 環境省の目的は、ノロ対策ではなく、環境対策でした。暖房便座を使用している季節には、フタを閉めておくと、二酸化炭素を16kg、暖房の電力代を年1100円、節約できるとの記載がありました。

 いずれにしろ、トイレのフタは環境対策で重要といえるかもしれません。おもしろいと思いませんか。貸しビル業界の方々は、今後どのように対応していくのでしょうか。

 時間になりましたので、ここで失礼します。今週は、次のような記事を報道しました。

[2015-9-28]
林原が独自2酵素で澱粉から製造する水溶性食物繊維を11月に発売、
腸内菌叢の改善で肥満対策にも
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150928/187604/

[2015-9-29]
水研セと京大などがCRISPRトラフグ育種法を完成、代理親技術で高速化へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150929/187605/

[2015-9-27]
日経バイオテク9月14日号「機能性食材研究」(第21回)、トラフグ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150927/187574/

[2015-10-2]
阪大の伊川教授ら、精巣特異的カルシニューリンが男性避妊薬の標的に、
Science誌で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151002/187715/

[2015-9-30]
味の素がリプロセルとタカラバイオに販売委託した再生医療研究用培地、
臨床用培地に比べコスト半減か
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150930/187646/

[2015-9-29]
日経バイオテク9月28日号「特集」、2016年度バイオ関連予算の概算要求
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150929/187607/