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  【日経バイオテク/機能性食品メール】
    【2015.9.18 Vol.205】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 まずは恒例の機能性表示食品の届出書受理情報から。この1週間では、水曜日(9月16日)に5件、そして今日金曜日(9月18日)に2件が追加され、合計93件になりました。

※日経バイオテクの関連記事

[2015-9-17]
疲労対策の機能性表示食品が3倍増の6件に、
アスタキサンチンとビルベリーがグリシンとイミダゾールペプチドに続く
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150916/187434/

[2015-9-16]
富士化学工業と富士フイルム、機能性表示食品で初の届け出受理公表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150916/187431/

[2015-9-14]
「目や鼻の不快感」対策のべにふうき茶の発売、
JAかごしま茶業は9月15日、アサヒ飲料は11月24日
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150914/187384/

[2015-9-11]
【機能性食品 Vol.204】機能性表示食品で初の生鮮はミカンとモヤシ、
農水省がゲノム編集の報告書公表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150914/187359/

 JAかごしま茶業が9月15日に発売した「べにふうき緑茶ティーバッグ」(届出番号A67、届出日2015年6月24日)は、分類としては加工食品になっているのですが、実質的には生鮮に近い製品です。栽培管理の時点からの品質管理などに工夫をしています。

 JAかごしま茶業は、べにふうきを系列農家で栽培し、メチル化カテキンを多く含有・保有するための栽培法や摘採法、製茶法などについて04年から農研機構などと共同で研究を実施してきました。2015年4月に機能性表示食品制度が始まるのに対応し、農林水産省の予算「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業:海外輸出に対応できる日本茶生産体系の実証研究」において、メチル化カテキン含有量のばらつきを±20%以内に抑える生産工程管理法を確立し、べにふうき緑茶ディーバッグを開発しました。

 さて、今週は先週に引き続き、農林水産省の2016年度予算概算要求の集計に注力しました。農水省のバイオ関連予算は、農林水産技術会議での取り組みが中心ですが、他の局にも関係性が大きい案件があるため、予算の表作製はまず、全部局の資料を集めるところから始めます。

 まずエレベーターで8階まで上がり、順に下に移動しながら廊下に用意してある資料を集めます。集めた資料の総重量は今回は、4.2kgでした。

 大ざっぱな数値ですが、8階(主に水産庁、以下同じ)が730g、7階(林野庁)が610g、6階(農林水産技術会議)が270g、5階(食料産業局)が480g、4階(消費・安全局)が810g、3階(大臣官房)が530g、2階(生産局)が650gでした。念のため重いほど充実している、というわけではありません。

 予算の一覧表作成には、これだけの重さの資料を一覧する他にも、大きな課題があります。同じ項目名でも、2015年年初の2015年度当初予算の数値と、2016年度概算要求の資料に記載されている2015年度当初予算の数値が、異なることが多いのです。同じ項目名でも、その中に含む細目の範囲が変わっている、というのが主な理由のようです。

 財務省に対して、新規性を打ち出すために、新規性が高いようにみえるキーワードを打ち出し、そのストーリーに沿って予算項目の再編成をするのです。

 また、補正予算も悩みの種。特に農水省は、TPP対策などで、補正予算の影響が大きいのです。1年前は、2015年度予算として概算要求したうちの一部は、2014年度補正予算で確保という項目もたくさんあります。2015年4月から2016年3月までの12カ月に2015年1月から3月の3カ月を加えた15カ月予算、という考え方です。

 でも、この補正予算の数値は、暦年の予算実績には含まれません。

※関連記事

[2015-9-14]
農水省の国立研究開発法人は2016年春に4組織に、
2016年度要求額は農研機構548億円、水産機構176億円
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150914/187376/

[2015-9-11]
農水省農林水産技術会議、新たな育種技術研究会の報告書を公表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150911/187342/

 さて、学会の方は、来週火曜日(9月22日)から金曜日(9月25日)
まで、平成27年度日本水産学会秋季大会が、東北大学川内北キャンパ
スで開催されます。

 嵐の宮城講演の影響で、仙台の宿は空き無し(会期の特に前半)。
山形や福島、岩手などに宿泊なさる学会員の方も多いようです。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6172218

 ウナギやクロマグロ、トラフグなどの注目発表が相次ぎますので、
仙台で発表をうかがう予定です。

 ウナギとクロマグロは、日経バイオテクの連載「機能性食材研究」
で記事まとめました。トラフグも2015年9月14日号に掲載しました。
日経バイオテクONLINEにも近く載せます。

[2015-7-17]
日経バイオテク7月13日号「機能性食材研究」(第19回)、ウナギ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150717/186327/

[2015-8-20]
日経バイオテク8月10日号「機能性食材研究」(第20回)、クロマグロ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150820/186930/

[2015-7-24]
【機能性食品 Vol.198】今日は土用の丑の日で「機能性食材研究」は
ウナギ、悲しいクロマグロ1万匹、機能性表示食品は59件に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150724/186493/

[2015-9-4]
【機能性食品 Vol.203】トラフグの白子が身近になりそう、
中部飼料は年末から、ゲノム編集技術も貢献へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150907/187245/

[2015-8-27]
生物の多様性を守るためにゲノム編集技術を活用、水産分野で進展
【GreenInnovation Vol.290】
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150827/187079/

 CRISPR、ゲノム編集、カルタヘナ法、生物多様性などの取材をしてい
る中で、生物進化の取材に注力しております。

 最近のおもしろい書籍を紹介します。

細胞工学別冊「進化の謎をゲノムで解く」(長谷部光泰監修)
https://gakken-mesh.jp/book/detail/9784780909227.html

岩波ジュニア新書812「日本列島人の歴史」(斎藤成也著)
https://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-500812

 両方とも発行日は2015年8月28日です。