塩基性線維芽細胞成長因子-2(FGF-2)製剤を用いて歯周組織再生を目指すフェーズIII試験の結果が、9月12日から浜松市で開催された第58回秋季日本歯周病学会学術集会で発表された。発表されたのは、歯周炎を対象に、歯垢や歯石を除去するフラップ手術後のFGF-2投与をプラセボと比較するフェーズIII試験と、既承認デバイスであるエナメルマトリックス蛋白質複合体との非劣性を検証したフェーズIII試験だ。発表したのは、大阪大学歯学部附属病院副病院長で、同大歯学研究科口腔分子免疫制御学講座歯周病分子病態学 歯周病診断制御学の村上伸也教授と同講座の北村正博准教授だ。細胞や組織を使う再生医療と異なり、サイトカイン製剤を使った再生医療という点で他に類を見ない試みで、有効性のエンドポイントをどう設定し、それを臨床上どう意義付けたか、という点でも興味深い結果と言えるだろう。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)