1カ月ぶりにGreenInnovationメールでお目にかかります、日経バイオテク編集の河田孝雄です。

 先週木曜日(2015年8月20日)から日曜日(8月23日)まで、中央大学後楽園キャンパス(東京・文京)で開かれた日本進化学会第17回大会の一部を取材しました。この大会にはおよそ500人が参加したとのことです。

 「転写制御と遺伝的変異の発生と進化-ゲノム情報、ゲノム編集、エンハンサー解析-」や「進化研究の最先端:病原体を対象にして」「『NHKスペシャル:生命大躍進』を制作しました。」「複合適応形質進化の遺伝子基盤解明」「次世代データの系統解析 New Technology」などのセッションを聴きました。

 ゲノム編集の話題も盛り沢山。「CRISPRによる細菌の進化と生存戦略」と題した発表は、京都大学医学部教授の中川一路さんが行いました。

[2014-11-11]
日経バイオテク11月10日号「特集」、「カルタヘナ法」カタルシス
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141111/180333/

 ちょうど東京・上野公園の国立科学博物館で開催されている特別展「生命大躍進、脊椎動物のたどった道」も話題になってました。40億年の進化を語る太古の生物(スーパースター)の展示などが人気とのことです。会期は2015年10月4日(日)までです。

http://www.seimei-ten.jp/

 このところ、魚の関連記事をまとめているのですが、魚の世界では、資源の枯渇を防ぐため、ゲノム編集技術の活用が進んでいます。

[2015-8-20]
日経バイオテク8月10日号「機能性食材研究」(第20回)、クロマグロ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150820/186930/

[2015-7-17]
日経バイオテク7月13日号「機能性食材研究」(第19回)、ウナギ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150717/186327/

 いわゆるカルタヘナ法の現在の日本の運用状況では、生物多様性を保持するのはなく、逆に減らす方向に働ている面もあるように思います。

 水産分野では、日本の環境や生物多様性を保つためにも、ゲノム編集技術の活用が始まっており、たいへん楽しみな分野と思います。

 奄美大島をはじめ、日本は生物の多様性が豊富な国であることが知られています。

 日経バイオテクでは、カイコも含め、日本の強みを生かした事業展開を応援していきます。

[2015-8-26]
農水省が消費者の部屋で「すごいぞ!カイコの底力!」、
SPUTNIKO!の西陣織ドレスなど展示
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150826/187047/

[2015-8-7]
【機能性食品 Vol.200】奈良でポリフェノール学会、「日本の強み」で
海産魚、カイコ、和食
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150813/186847/

 最後に先月末の記事ですが、人類最初の農耕といわれる栽培オオムギの記事も紹介します。

[2015-7-31]
生物研と岡山大など、人類最初の農耕、栽培オオムギの起源解明をCell誌で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150730/186592/

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