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【日経バイオテク/機能性食品メール】
   【2015.7.16 Vol.197】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 今週は、明日金曜日(2015年7月17日)に弊社のメールシステムがお休みをいただきますので、1日前倒しして今日木曜日(7月16日)にメールを配信しました。

 今週は昨日水曜日(7月15日)に、機能性表示食品の届出受理と、特定保健用食品(トクホ)の表示許可が、消費者庁から発表されました。それぞれ、注目すべき内容ですので、昨日、記事とりまとめました。

大塚製薬がネイチャーメイドに機能性表示、ルテインは目のコントラスト、
アスタキサンチンは目のピント調節
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150715/186308/

ユーカリで歯ぐきを健康に保つロッテのガムがトクホに、
新関与成分は2年ぶり
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150715/186306/

 機能性表示食品の届出書受理は、今回で56件になりました。

 4月17日の第1弾公表が8件、4月24日の第2弾が3件、5月1日の第3弾が9件、5月8日の第4弾が1件、5月22日の第5弾が5件、6月5日の第6弾が1件、6月10日の第7弾が10件、6月19日の第8弾が1件、6月24日の第9弾が6件、7月1日の第10弾が4件、7月7日の第11弾が4件、7月10日の第12弾が2件、7月15日の第13弾が2件です。

 大塚製薬のネイチャーメイドは、89年に大塚製薬の子会社になった米国Pharmavite社で製造されています。日本での販売は93年に始まりました。

 2013年6月の大塚製薬の発表資料によると、ネイチャーメイド(Nature Made)は、2013年までの10年間で売上高が2倍以上に成長し、米国店頭販売のNo.1ブランドになっています。米国薬剤師が推奨するNo.1のブランドでもあります。

 7300万ドルを投資したアラバマ州のプラントが2013年1月に操業し、カリフォルニア州の工場と合わせた供給能力を1.4倍に増強しました。アラバマの新工場の生産能力は、6000万ユニット(1ユニット=100ソフトジェル/タブレット)ということなので、計算してみると、カリフォルニアの工場とアラバマの工場の合計の供給能力は、2万1000ユニットということになります。

 大塚製薬は、このネイチャーメイドの事業規模を、現在は開示していないとことです。

 米国で94年に制定されたDSHEA法(サプリメント健康教育法)により、米国のサプリメント市場は、2012年に95年に比べ3倍に伸長しました。

 日本でも、2015年4月に立ち上がった機能性表示食品の表示制度により、エビデンスがしっかりした商品が広がり、市場全体が活性化することを期待しております。

 届出が受理された機能性表示食品56品目のうち、「目」や「眼」「見る」に関わる機能性表示の届出受理は、今回の大塚製薬の2件で、合計6件になりました。

 そこで、機能性表示の内容を以下に少しまとめました。

 届出受理の早い順に、企業名と「商品名」(届出番号)、機能性関与成分名、「機能性表示の文言」を以下に掲載してみます。

ファンケル「えんきん」(A7)
ルテイン+アスタキサンチン+シアニジン-3-グルコシド+DHA
「手元のピント調節機能を助けると共に、
目の使用による肩・首筋への負担を和らげる」

ロート製薬「ロートV5粒」(A20)
ルテイン+ゼアキサンチン
「見る力の維持をサポート」

八幡物産「めばえ」(A27)
ルテイン
「目の黄斑部の色素量を維持する働きがあり、
ブルーライトなど光の刺激からの保護や、コントラスト感度の改善によって、
目の調子を整える」

伊藤園「ブルーベリー&アサイーMix」(A40)
アスタキサンチン
「眼のピント調節機能をサポートし、眼の調子を整える」

大塚製薬「ネイチャーメイド ルテイン」(A55)
ルテイン
「目のコントラスト感度(色の濃さの判別力)をサポート」

大塚製薬「ネイチャーメイド アスタキサンチン」(A56)
アスタキサンチン
「目のピント調節機能をサポート」

■撤回届出書提出
森下仁丹「ビルベリー」(A18)
ビルベリー由来アントシアニン
「目のピント調節機能をサポートし、焦点を合わせやすくすることで、
目の調子を整える」

 一方、ロッテのトクホは、「関与する成分」が新規な点に注目です。

ユーカリで歯ぐきを健康に保つロッテのガムがトクホに、新関与成分は2年ぶり
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150715/186306/

ユーカリ成分で歯ぐきを健康にするロッテのトクホ申請「オーラテクトガム」、
食品安全委員会が意見募集を開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141016/179597/

 新たな関与成分は、サントリーの特茶以来、2年ぶりです。新たな関与成分の
トクホの実現がいかに大変か、ということかと思います。

サントリー、トクホ飲料の2014年販売実績は45%増の2450万ケース
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150127/181880/

トクホ飲料は13%増の2429億円、富士経済が2014年の清涼飲料市場を分析
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150115/181671/

富士経済、健康志向食品市場の2014年見込みは3.2%増の1兆2889億円、
2015年は微減と予測
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141128/180745/

【機能性食品 Vol.157】HALALl認証、ミラノ万博、
花王の和歌山研究拠点の学会発表など報道しました
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141005/179381/

サントリーがトクホ「ボス グリーン」をリニューアル、
「特茶」はトクホ茶トップ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140930/179291/

【機能性食品 Vol.150】腸管で働くポリフェノール、臨床試験とヒト介入試験、
ポリフェノール学会より
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140822/178548/

サントリーがトクホ攻勢強める、
12月9日に6品目を消費者庁が消費者委員会に諮問
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131210/172794/

【機能性食品 Vol.112】抗肥満ポリフェノール新素材が出そろう、
日本肥満学会でCOI報告書の提出が必要に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131004/171288/

サントリーのトクホ緑茶「伊右衛門 特茶」、
トクホ初の「脂肪分解促進」を訴求
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20131004/171286/

 機能性のメカニズム解明で重要になってきている、エピジェネティクスのベン
チャー始動の記事も、ご覧いただければと思います。

エピジェネ創薬のEpigeneron社、阪大発ベンチャーが始動
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150715/186299/

 最後に、先週のメール内容も、いま一度ご確認いただければと思います。

【機能性食品 Vol.196】機能性表示で疲労感の軽減が実現、
ニンニクは血圧、大麦βグルカンは3機能
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150711/186202/