Wmの憂鬱、次世代βアミロイド抗体、adcanumab成功に見るアルツハイマー病治療薬の難しさ【日経バイオテクONLINE Vol.2276】

(2015.06.29 18:30)1pt
宮田満

 先週の土曜日(2015年6月27日)に東京で開催されたThe second world centenarian Initiative、International Symposium on Alzheimer’s Disease Prevention Strategyは極めて刺激的な会議でした。画像診断に進歩によるアルツハイマー病の治療薬や予防薬開発の戦略を最先端の研究者が開陳したためです。中でも国際共同研究プログラムADNI(The Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative)を率いている米カリフォルニア大学San Fracisco校のMichael Weiner教授の講演は、βアミロイド仮説に基づくアルツハイマー病治療薬・予防薬開発の苦悩に満ちたものでした。この春発表された米Biogen-Idec社の抗βアミロイド抗体BIIB037(adcanumab)のフェーズIB臨床試験(PRIME)で、同社の株価は急騰しましたが、実際の研究の現場はそれほど楽観的ではありません。木曜日のコラムと合わせ、その真相に迫ります。まずは、楽観的なadcanumabの臨床試験成績の紹介から参りましょう。

 

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