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 【日経バイオテク/機能性食品メール】
   【2015.6.19 Vol.193】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 まずはポリアミン関連のニュースから。東京駅にも目立った広告がある企業が、東京大学に寄附講座を開設しました。

[2015-6-19]
核酸栄養のフォーデイズが東京大学農に寄附講座を開設、6月25日に公開講座
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150619/185716/

 さて次に、このところ毎週取り上げている「機能性表示食品」の話題を。

 今日6月19日に、消費者庁のウェブサイトの更新がありまして、届出番号が「A38」、届出日が「2015年5月18日」で、東洋新薬のサプリメント「メディナチュラル」の届出書が受理されました。サーデンペプチド配合の血圧高め対策の機能性表示食品です。

 6月10日にエーザイが表示許可を取得した同社初の特定保健用食品(トクホ)の関与成分と同じですね。

[2015-6-12]
【機能性食品 Vol.192】エーザイが初トクホ、
初めてが相次ぐ「京浜工業地帯」「議員会館」「竜ヶ崎線」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150615/185596/

 今回の東洋新薬のA38が、届出書受理の38番目なのですが、先週水曜日(6月10日)に1つ、機能性表示食品で初の“撤回”がありました(公表は6月12日)ので、現時点で受理されている品目は37ということになりますかね。

[2015-6-15]
森下仁丹、機能性表示食品で「ヘルスエイド」新展開、
ビルベリー撤回、テアニン追加
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150615/185606/

 さていよいよ、今週から「機能性表示食品」がコンビニやスーパーの店頭に並び始めました。ここ数日は、スーパーやコンビニ、ドラッグストアの近くを通りかかると、できるだけ売場を見に行くようにしています。

 今回の新制度では、ノンアルコールビールテイスト清涼飲料の各社の取り組みが特におもしろいです。

[2015-6-19]
キリンが「トクホ+1」の機能性表示食品の飲料で攻勢、
ノンアルコールは1本98円も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150619/185695/

[2015-6-16]
難デキ配合ノンアルコールビールがコンビニで同じ棚に、
キリンの機能性表示食品は147円、サッポロのトクホは160円
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150616/185628/

[2015-4-17]
キリンが難デキ配合2飲料に機能性表示、
茶はトリプル機能、ノンアルコールはダブル機能
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150417/184002/

 このノンアル飲料の健康機能表示については、この2月18日に消費者庁が消費者
委員会の答申を覆しました。そして消費者委員会と消費者庁の意見交換会が開か
れた3月10日には、サントリーホールディングスが特許侵害でアサヒビールを提訴
しました。

 ノンアル飲料ほど、市場が急拡大しているカテゴリーは、食品の国内市場では
数が少ないのでは、と思います。キリンのオルニチン配合ノンアル飲料の機能性
表示にも、期待しております。

[2015-3-13]
【機能性食品 Vol.179】JST予算、化学会に由美かおる、
農芸化学会とノンアルコールトクホ、稚内とロシア語
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150316/183212/

[2015-2-18]
サッポロと花王のノンアルコール飲料がトクホ表示許可取得、
消費者庁が消費者委員会の答申を初めて覆す
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150218/182645/

 またまた注目度が向上しそうな、難消化性デキストリン(難デキ)は、松谷化
学工業が供給しています。トクホで最も実績がある素材で、「脂肪の吸収を抑え
る」「糖の吸収をおだやかにする」「おなかの調子をすっきり整える」という3つ
の健康機能がトクホの表示で認められています。

 商品そのものにどういう表示があるかに加えて、商品に含まれる成分が、どの
ような健康効果を持つのかは、消費者が賢く“読み解く”必要があります。

 食酢に含まれる酢酸の健康機能性も、難デキと類似した状況にあります。

 ミツカンが8月下旬から機能性表示食品の新表示に切り替える黒酢飲料は「内臓
脂肪を減らす」機能が表示されます。

 一方、同社が04年にトクホ表示許可を得た「マインズ<毎飲酢>」は、血圧高
め対策のトクホです。梶本修身さんらがヒト試験で効果を確認した健康機能。上
の内臓脂肪対策の機能性表示食品と同じく、この機能を発揮する成分は、酢飲料
に含まれる酢酸750mgです。

 つまり、酢酸が750mg入った酢飲料は、内臓脂肪対策と、血圧高め対策の両方の
効果が期待できる、という理屈になります。それでは、内臓脂肪対策と、血圧高
め対策のどちらが、よりエビデンス度が高いかと問われたら、内臓脂肪対策の方
では、と私は考えております。

 消費者委員会は、6月9日に開催した第193回消費者委員会本会議で、食品ワーキ
ング・グループの報告「特定保健用食品等の在り方に関する論点整理」について
審議し「トクホ等の在り方に関する専門調査会」を設置することを決めました。

 この専門調査会の座長や委員は、6月中にも決定して公表される見通しです。

第193回 消費者委員会本会議(2015年6月9日)食品ワーキング・グループの報告
について(特定保健用食品等の在り方に関する論点整理)
http://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2015/193/shiryou/index.html

[2015-6-16]
酢酸が内臓脂肪を減少、ミツカンの黒酢飲料が
8月下旬から機能性表示食品の表示に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150616/185634/

 それから今週は、先週に引き続き明治のセミナーが開催されました。

[2015-6-18]
乳酸菌PA-3のマスコミセミナー、
東京女子医大の山中教授と帝京大の金子教授が講演
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150618/185685/

[2015-6-12]
明治がミルクプロテインプロジェクトを発足、速攻吸収製法など発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150612/185559/

 もう1つ、日経バイオテクで月1回くらいのペースで連載している「機能性食材
研究」の第18回は、タマネギを取り上げました。大塚食品の記事ともども、ご覧
いただければ、と思います。

[2015-6-18]
日経バイオテク6月15日号「機能性食材研究」(第18回)、タマネギ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150618/185671/

[2015-6-11]
大塚食品がケルセチン高含有タマネギ飲料、
三井物産と植物育種研の「さらさらゴールド」で機能性表示食品へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150610/185502/

 最後に機能性表示食品の話題に戻ります。昨日(6月18日)、京王電鉄の井の頭
線から東京メトロに乗り換える途中に、ファンケルの店舗がありましたので、6月
19日発売の機能性表示食品が店頭にあるか探してみましたが(発売前日なので当然
かもしれませんが)ありませんでした。この店舗の販売の方が、機能性表示食品の
ことをあまり知らなかったのは、ちょっと残念に感じました。

[2015-6-8]
ファンケル、6月19日発売の機能性表示食品に
「臨床試験済み」「機能成分のデータあり」を明記
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150608/185460/

[2015-4-28]
日経バイオテク4月27日号「リポート」、2015年度開始“世界最先端”の制度
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150428/184233/