現在、愛媛県松山市で開催中の第10回日本がん分子標的治療学会を取材中です。癌免疫療法が話題の中心です。誠に変わり身の早い学会ですが、本来の分子標的薬が癌の治療にまだまだ貢献するチャンスも大きいと考えています。この両者は外科手術、放射線療法と合わせて、癌治療の4本柱となることは必然です。しかし、癌免疫療法と分子標的療法を患者にもっとも最適な処方箋で提供するためには、どうしてもクリニカルシーケンスが必要です。医療情報とゲノム情報を統合した、ビッグデータがあれば、究極の個の医療であるゲノム医療を実現できる。こんな浮ついた議論もなされておりますが、私の耳にはむなしく響いております。その理由は何か? 実はゲノム医療を実現するために、大きな大きな技術的な落とし穴が存在するためです。

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