GWの真っただ中、京都市山科にある京都薬科大学で開催された「遺伝子デリバリー研究会」というマニアックですが、しかし極めて重要な研究会を取材しておりました。遺伝子治療や核酸医薬のボトルネックであるDDSに革新的なアイデアがないか、探していたのです。午後3時前に、タカラバイオからプレスリリースがメールで届き、山向こうで京都府立医科大学の研究者がヒト繊維芽細胞を6種の薬品を添加しただけで、神経細胞に直接分化させるのに成功した(Chemical compound-induced neuronal cell:CiN細胞)、しかも、ここがSTAP細胞と異なるのですが、タカラバイオと中国の研究機関(Chinese National Compound Library)が独立してCiN細胞を樹立する追試に成功しているというのです。もし、これが本当なら、発癌性の懸念が少ないより安全な再生医療を、しかも免疫拒絶や感染の懸念が少ない自家細胞を活用して展開できます。iPS細胞ストックの強力なライバル出現なのかもしれません。薬品による直接分化転換(Direct Differentiation)は、新たな再生医療のオプションとして有望です。当然、九条山を踏み越え、京都府立医科大学に駆けつけました。

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