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【日経バイオテク/機能性食品メール】
【2015.4.3 Vol.182】
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原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。
今日は、4月1日に消費者庁が届け出の受理を開始した「機能性表示食品」の記事をまとめました。
消費者庁の機能性表示食品、サントリー、ファンケル、はくばく、
JAかごしま茶業など届け出
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150403/183718/
関連の記事とりまとめ中につき、追って報道してまいります。
4月1日からの運用開始に向け、この1週間ほど目まぐるしい動きがあったので、記事とりまとめが追い付いておりません。
ここ1週間の日経バイオテクONLINEの記事で、機能性表示食品と関係する主な記事は、次の通りです。
日健栄協、2014年度のトクホ市場は6135億円、
中性脂肪・体脂肪は前年比500億円増
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150403/183692/
林原、80億円投資の新工場が竣工・稼働、年産50億円を倍増へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150402/183649/
北海道がヘルシーDoを改正、機能性表示食品制度との併記規定も整備
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150401/183648/
日健栄協が4月開始の機能性表示食品支援事業を説明、査読学術誌を復刊
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150331/183569/
【機能性食品 Vol.181】いよいよ来週水曜日に消費者庁が「機能性表示食品」
届出の受理を開始します
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150329/183518/
3月31日に、機能性表示食品の「届出に係る資料の作成例」を、農林水産技術会議がウェブサイトで発表しました。リンクを掲載します。
○農林水産技術会議
「農産物の有する機能性やその関与成分に関する知見の収集・評価」
の結果報告について
http://www.s.affrc.go.jp/docs/kinousei/kinkyuutaiouSR.htm
緊急対応課題で評価された4つの食材のうち、緑茶とミカンは、届け出資料作成例が示されましたが、コメと鶏肉はエビデンスのとりまとめに至りませんでした。
日健栄協と食総研がコメとミカン、緑茶、鶏肉の機能性成分評価、
農水省の緊急対応課題に採択
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150107/181557/
コメ(γアミノ酪酸)は、「評価対象論文が1報あったけれども、公表準備段階だったことから、機能性の評価には至らなかった」とのことです。
鶏肉(イミダゾールペプチド)は、「鶏肉を摂取した試験が見つからず、すべて鶏肉抽出物を使用した試験であったことから、鶏肉への表示を届け出ることは困難」とされました。
※メチル化カテキンの関連記事
宮城大の津志田教授、2015年度開始の生鮮品の機能性表示、
高機能農産物の育種技術とヒト試験評価のセットで海外売り込みへ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150205/182212/
日健栄協と食総研がコメとミカン、緑茶、鶏肉の機能性成分評価、
農水省の緊急対応課題に採択
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20150107/181557/
NARO食総研の山本領域長、機能性農産物で健康を底上げ、
弁当やレシピ公開を視野に栄養ケアステーション構想をアピール
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140905/178815/
NARO食総研の大谷所長、食品機能性表示検討会で
大麦とホウレンソウ、豆乳、ダッタンソバの表示例を新提出
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140626/177260/
【機能性食品 Vol.138】日本栄養・食糧学会第68回大会と
消費者庁の食品機能性表示検討会
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140514/176186/
消費者庁の食品機能性表示検討会、第5回でようやく「機能性表示の在り方」を
本格検討開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140509/175937/
日経バイオテク2014年4月14日号「機能性食材研究」(第4回)、茶
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140418/175549/
この1週間を振り返りますと、日曜日(3月29日)までは岡山市の日本農芸化学会大会を取材していました。農芸化学会でおもしろい発表がたくさんありました。
追って、記事やメールに反映してまいります。
日経BP社
日経バイオテク編集
河田孝雄