放線菌が産生するピロール基が3つ結合したポリアミド。DNA2本鎖のうち特定の配列(ATT)部位のマイナーグルーブに結合する特徴を持つ抗生剤だ。このポリアミドにイミダゾール基を導入し、任意の配列への結合の特異性を持たせて核酸類似体として医薬品開発を進めているのが京都大学理学研究科化学専攻教授で物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)主任研究員の杉山弘氏だ。最近、このピロールイミダゾールポリアミド(PIポリアミド)を改良することで遺伝子発現の“マスターレギュレーター"を人為的に作成できる可能性を見いだし、新たな研究を進めている。最近の動向を杉山氏に聞いた。

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