昨日の朝行われた厚生科学審議会技術部会に参加しましたが、とても興味深い、しかし、背筋がぞっとするような経験を致しました。安倍首相の音頭取りで、日本医療研究開発機構(AMED)が2015年4月1日に発足しますが、ただでさえ、各省庁毎の研究ガイドラインの乱立で頭が痛い状況なのに、ひょっとしたらAMEDも研究規制などに対して独自のガイドラインを作成し得ることが分かり、このまま暴走すると屋上屋に屋上を足すような存在にAMEDが怪物化するのではないかと、ぞっといたしました。賢明なるAMEDの皆さんには、厚生労働省、文部科学省そして経済産業省が、先進医療に対して整備している研究・開発ガイドラインを総覧して、その最適なるものを選抜して、AMEDのガイドラインとして採用することをお勧めしたい。言わば各省がそれなりにベストと考え抜いたガイドラインを競争させて、選択する訳です。そして、AMEDが選択したガイドラインが日本の先進医療研究のデファクト・スタンダードとなれば、錯綜するガイドラインに研究者が悩まなくて済む好循環が生まれます。AMEDの主幹機能として設置される倫理的法的社会的問題(ELSI)部門には是非とも頑張っていただきたい。予算の一括運用だけでなく、各省で同じ国家に属していながらも、微妙に異なるガイドラインや規制を一挙に整理いただきたい。4月1日に研究不正のガイドラインが施行されます。厚労省と文科省では非常に似て非なるもので、この狭間で泣く研究者はあなたかもしれないのです。AMEDが動き出すまでは本当に注意しなくてはなりません。

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