国立循環器病研究センター(国循)は、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP)が血管を保護することによって様々な種類の癌の転移を予防・抑制できることや、その詳細なメカニズムを解明した研究成果について、2015年2月24日に発表した。「なぜ、癌は心臓に転移しないのか、という疑問を20年前から持っていた。今回の研究により、この疑問が解決でき、それが臨床応用につながる結果となった」と、臨床研究の研究代表者を務める国立循環器病研究センター研究所の寒川賢治研究所長は強調した。寒川所長は1984年、宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)在籍時に当時教授だった松尾壽之・宮崎医科大学名誉教授/国循研究所名誉所長らのグループでANPを発見した。同グループは独自のペプチド探索法を開拓し、これまでに30種以上の新規ペプチドの発見に貢献している(記事末尾参照)。

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