明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 今年も多くの識者に新春展望を寄せていただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

新春展望2015
https://bio.nikkeibp.co.jp/shinshun/2015/

 とても面白いものばかりで、原稿をいただいてから公開までの数日間、世に出て行かないのがもどかしい限りでした。私からお願いした中でいくつか興味深い一言を改めて紹介します。

上辻茂男=株式会社スタージェン取締役
「実際の業務に携わる人が統計リテラシーを身につけると、統計の専門家には見えないことが見えてくるものです。」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141229/181448/

岡田随象=東京医科歯科大学テニュアトラック講師
「これまでの10年は、「いかにしてヒトゲノム解析を実施するか」が研究テーマであった。これからの10年は、「いかにしてヒトゲノム解析成果を活用するか」が社会も巻き込んだテーマになっていくと思われる。」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141230/181451/

大島正伸=金沢大学がん進展制御研究所所長、腫瘍遺伝学研究分野教授
「ヒトの体は「がん」を「損傷組織」と勘違いし、一生懸命再生さようと自然免疫反応を活性化させ、幹細胞ならぬ「がん細胞」の未分化性とその増殖を支持し続けているのではないかと想像出来る。」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141229/181447/

渡辺亮=京都大学iPS細胞研究所初期化機構研究部門特定拠点助教
「このような細胞の分化状態の変化は連続的に起きている一方で、表面抗原などによって分化状態を階層化させる従来の手法では、このような連続的な分化状態の変化を捉えることには限界があると考えられます。」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141229/181446/

 翻って、私事ではありますが、私自身は年末まで日経バイオ年鑑の作業を進めていて気を張っていたせいか、仕事納めをした瞬間、久しぶりに風邪を引いて寝込んでしまいました。

 昔は栄養付けて暖かくして一晩寝れば回復していましたが、寄る年波、食欲は出ないし、寝ても寝てもすっきりと治りません。バイオ年鑑で、「抗体医薬が前年比555億円増」「次世代シーケンサーで患者を適切な臨床試験へ振り分け」などと書いていても、風邪さえ治せないじゃないか、と熱にうなされながら考えてしまいました。やっと回復してきた今、風邪ぐらいでぐだぐだ言える自分の健康と食べたいものを食べたいときに食べることができる社会環境に感謝し、必要なものを必要なタイミングで社会に届けていくために日経バイオテクが少しでもお役に立てられれば、と遅ればせながら新年の抱負を考えている次第です。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

                          日経バイオテク 加藤勇治