再生医療は新しい仕組みを生かして世界と競える産業へ

 新年明けましておめでとうございます。2014年は、再生医療等安全性確保法及び医薬品医療機器等法(薬機法)の11月の施行に向けて施行準備に明け暮れた一年でした。準備に関わられた皆様に厚く御礼を申し上げます。一方、再生医療等製品の条件及び期限付承認の取扱いについては、世界にあまり例をみない革新的な取組みであるだけに、期待と不安の一年を過ごされた方も多かったのではないかと思います。

 2015年は、新しい仕組みを生かして、有効で安全な再生医療の実現につなげていくための重要なステップとなる1年だと思っています。再生医療等製品の開発・実用化にも一段と国内外の関心が高まっていくことを期待しています。一方で、制度を生かすも殺すもそれを動かし、使う人次第という側面もあります。産学官の機運を受け止めて世の中によりよい製品を提供できるよう、規制としてのゲートキーパーであるのみならず、新しい医療実現のエナブラーでもあるという意識を持ちながら、PMDAの審査部門も協力させていただけるように頑張りたいと思います。

 日本のバイオ産業にとっても再生医療での巻き返しのみならず、日本の仕組みを活用して世界と競っていける産業を目指して踏み出せるようエールを送りたいと思っています。皆様にとりましてこの新年が希望多き1年となりますようお祈りいたします。