大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座(神経内科学)の高田和城医員と中辻裕司准教授らは、コーカサス地方で1000年以上前から伝わる発酵乳食品ケフィアに含まれる酵母Candida kefyrを摂食すると、多発性硬化症(MS)の疾患モデル動物である実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)マウスの症状が改善することを、杏林製薬創薬研究所などとの共同研究により見いだした。この作用は、腸内菌叢をいわゆる善玉菌優位に変化させ、免疫のバランス調節に寄与することで発揮されたとみられる。MSと同じく自己免疫疾患である炎症性腸疾患(UC)のモデル動物でも、Candida kefyrの効果は確認された。この成果は、米神経学会のオープンアクセス誌であるAnnals of Clinical and Translational Neurology誌で2014年12月4日に発表された。

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