正直言って、理化学研究所のSTAP細胞の記者会見には呆れかえっております。一人の若い研究者の人生を決めてしまう記者会見で、あんな杜撰で感情的、そして非科学的な記者会見も珍しい。科学、科学と力めば力むほど、科学的に社会とコミュニケーションする能力を欠くことを露呈するありさま。最後に検証チームの相澤慎一グループリーダーが「科学者を犯罪に扱いして、検証したことは誠に遺憾。これを許してしまった検証チームの責任者としてお詫びする」と言い放ちましたが、それは理化学研究所CDBの副センター長まで行った理研CDBの経営陣としては責任の取り方のベクトルを取り違えている。今回のSTAP細胞騒動の根っこの責任は、理研CDBのガバナンスの無さの結果、若手研究者に全て責任を負いかぶせるように追い込んでいった結果です。謝るならガバナンスの能力がなく、若手研究員に適正な処分を下せず、再帰のチャンスを失わせる不手際を謝るべき。経営陣の給料自主返還だけではなく、進退も含め明確な処分が必要です。来年4月1日に施行される研究開発法人の指定に影響を受けぬよう、調査委員会の結論を来年3月まで悠長に先延ばしすることも見苦しい。研究開発法人となれば経営の自由度も増します。理研も含め、研究開発法人には研究と経営の分離、理研に関して敢えて言えば研究・文科省と経営の分離が必要であると確信しています。

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