紅葉が美しくなった先週の金曜日から京都で開催されたThe 4th Global Cancer Genomics Consortium Symposiumを取材して参りました。「このままでは日本はまた置いて行かれる」と主催者の京都大学乳腺外科戸井教授が嘆くほど、世界と我が国の癌医療の距離は確かに広がっています。特にゲノム医療ではその格差が急速に開くばかり。原因はもはやサイエンスだけの問題ではありません。癌を社会の問題として取り上げ総合的にアプローチする政策策定能力の差以外なにものでもありません。これを象徴するのがCancer 2015プログラムです。2012年から2016年まで経済的に見れば小国のオーストラリアの一州に過ぎないVictoria州が始めた癌患者コホートは、癌医療や抗癌剤の新薬開発をまるっと転換してしまう可能性があります。日本でも政治調整能力があればできるはずですし、来年4月に発足する日本医療研究開発機構なら本来、Cancer 2017ぐらいはすぐにでも始めるべきプロジェクトであると考えます。

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