(編集部注)この記事は、国際アグリバイオ事業団(ISAAA)によるアグリバイオ最新情報【2014年10月31日】の日本語訳を掲載したものです。

世界

遺伝子組換え生物(Living Modified Organisms, LMOs)の安全な使用に関する国連会議が韓国で開催

 第7回生物多様性条約締約国会議とカルタヘナ議定書の締約国(COP-MOP7)を兼ねた会合が韓国Pyeongchangで2014年9月29日に開会された。この5日間の会議への参加者には、政府、市民社会、産業界からの代表が含まれている。

 会議の目的の1つは、遺伝子組換え生物(LMOs)の安全な輸送、取扱いおよび使用を確保するためにさらなる決議採択することである。また、カルタヘナ議定書のための戦略計画(2011-2020)を通してカルタヘナ議定書の実施を進めることにある。代表団はまた、カルタヘナ議定書及びカルタヘナ議定書の責務と救済に関する名古屋-クアラランプール補足議定書の実施のための資金メカニズムや資金源に関連する問題について議論する。議論の問題点は、リスク評価とリスク管理、遺伝子組換え生物(LMOs)に関する社会経済的な配慮、カルタヘナ議定書の有効性の検討などである。

詳細は、以下のサイトにある。
http://www.cbd.int/doc/press/2014/pr-2014-09-29-bscopmop7-en.pdf

国連食糧農業機関(UN-FAO)事務局長は、世界は持続可能な農業に向けてパラダイムシフトが必要と述べた

 国連食糧農業機関(UN-FAO)事務局長Jose Graziano da Silva氏は、世界の食糧安全保障を達成するために科学に基づいた方策を支援することを要請している。ローマでの第24回農業委員会(COAG)の開会で、da Silva氏が農業に関する世界的「パラダイムシフト」を呼びかけた。即ち農業への水や化学品の投入量を減少させ、より持続可能で生産的・長期的な方向に向かうことを呼びかけた。

 彼は、農業生態学、気象変動対応農業、バイオテクノロジーや遺伝子組換え生物の使用を含む方策が2050年までに90億になると予想される世界の人口の需要を満たすのに役立つだろうと述べた。

 da Silva氏によると過去の資源投入型解決策は、すでにその限界が示され、使用できない。「我々は理想主義ではない、科学と証拠に基づいた包括的アプローチを模索する必要がある」と彼は付け加えた。

詳細は、FAOのニュースリリースを以下のサイトでご覧ください。
http://www.fao.org/news/story/en/item/250148/icode/

各国政府は、遺伝子組換え生物(Living Modified Organisms, LMOs)の安全な使用に関する決定に同意

 遺伝子組換え生物等の安全な使用(遺伝子組換え生物)に関する国連会議に参加した各国政府は、その取り扱い、安全な輸送、その利用に関するツールとしてカルタヘナ議定書の実施を生物多様性条約へと進める行動規範について同意した。会議でのハイライトの1つは、リスク評価とリスク評価能力向上のためのツールとして実際のLMOsリスク評価指針の利用に政府や他の関係者を招聘するとの決断である。また、2016年の第8回会合締約国には、指針の改訂版を出すと決定した。

 また、締約国は、直接利用(食品または飼料)のLMOsや国境を越える移動の処理法を特定することについてLMOsに関する既存の文書にBS-III /10決議で特定される情報を取り込んで議論を続けることに同意した。

 社会経済的な配慮も議論され、専門家グループがさらにこの問題を明解にすることとこの課題に関する適切な指針を作成することが決定された。

プレスリリースの内容は、以下のサイトにある。
http://www.cbd.int/doc/press/2014/pr-2014-10-03-bscopmop7-en.pdf

ABIC2014講演者が世界の食料安全保障、農業改革戦略、リーダーシップについて議論

 農業バイオテクノロジー国際会議(2014 ABIC)に、60カ国以上から代表者が出席し、農業バイオテクノロジーのメリットを2014年10月5-8日にカナダ、サスカチュワン州で議論した。会議は、サスカチュワン州のバイオサイエンス産業協会(Ag-West Bio)が主催した。

 42名ほどの世界的に有名な専門家がさまざまな革新課題、例えば世界的保障のための革新、農業革新のための戦略、技術革新を成功に導く方策に取り組んだ。基調講演をDr. Borlaugの孫娘であり、Norman E. Borlaug国際農業研究所の外郭団体の副所長Julie Borlaug博士が行った。彼女は、飢餓との闘いにおける統合的アプローチとしてのバイオテクノロジーの役割を講演した。

 スイス連邦工科大学の名誉教授で、ゴールデンライスの開発者の1人であるIngo Potrykus氏は、遺伝子組換えが直面している課題とその進歩について講演した。Potrykus博士によると、「技術は、安定で、再現可能な、形質は純粋であり、試験した限りすべてのイネ品種に適用できる。しかも、半カップのコメでビタミンA欠乏症を防止するに十分なプロビタミンAを提供できる。最適化した品種はフィリピン、バングラデシュ、インド、ベトナム、インドネシア、中国で開発中である。これまでの伝統的な品種と比較して、ゴールデンライスは、費用対効果の高い、しかも持続可能なものである。

会議の詳細は、以下のサイトにある。
http://www.abic.ca/abic2014/index.php/abic-2014-highlights

Borlaug国際シンポジウムで2050年に90億人を如何にして養うかを議論

 2014年Borlaug国際シンポジウムが10月15日から17日までアイオワ州Des Moinesで開催された。シンポジウムのテーマは、「人類最大の課題:私たちは持続的に2050年までに地球上の90億人を養うことができるか?」であり、小規模農家を支援して、栄養価の高い食品の必要性を満たすための強化策、技術革新、新提案に焦点を当てた。

 イベントでのハイライトの1つは、40歳未満の4人の革新的若者に40 Chances Fellowshipsを授与し、選定したアフリカ諸国で飢餓、貧困、紛争に対処する市場や社会起業プロジェクトを実施するために、スタートアップ資金として15万ドルを提供する事である。

 Borlaugシンポジウムでは専門家及び世界中の政府首脳、政策立案者、農業生産者、科学者、NGOの指導者、民間企業からの多様な考えを取り上げた。講演者は、国際農業開発基金会長Kanayo F. Nwanze氏、米国農務長官Thomas J. Vilsack氏、とリベリアの農業大臣Florence Chenowethを含む多くの方々だった。

詳細は、以下のサイトにある。
http://www.worldfoodprize.org/index.cfm?nodeID=71721&Audienceid=1&preview=1

世界食料デーは、家族農業生産者に焦点を当てた

 2014年10月16日の世界食糧デーに「家族農業生産者:世界に食糧を、そして地球への思いやりをもって」をテーマに祝典を行った。そして、国連食糧農業機関(FAO)は同日に食糧農業2014の報告を出し、世界5.7億農業生産者の10中9が、家族によって運営されていると報告した。家族農業生産者が世界の食糧の約80%を生産している。このように、家族農業生産が、農業の大勢であり、同時に将来的に飢餓を軽減し、食糧安全保障を達成するのに大きな変化を必要としていると報告した。

 現在、家族農業生産者は、3つの主要な課題に直面している、即ち、食品や栄養改善に関する世界的要請に対応する収量増加、持続可能な地球環境保護、貧困と飢餓から抜け出すための生産性の向上と生活の活性化である。FAO事務局長Jose Graziano da Silva氏によると、すべての課題は、家族農業生産者が技術革新の主役でなければならないことを意味するとしている。

 このため、報告書は、公共部門、市民社会グループ、および民間セクターに農業革新システムの強化を求めている。農業革新システムの開発とは、今日のますます複雑化する世界ですべての機関や関係者がよい働き方を開発し、導入しようとしている農業生産者を支援することである。革新能力は、様々のレベルで推進する必要がある。そのために農業生産者、研究者、助言・支援提供者が統合されたバリューチェーンとの情報を共有するネットワークやパートナーシップを創成する必要がある。

この報告書は、以下のサイトにある。
http://www.fao.org/publications/sofa/en/

コムギ科学者Sanjaya Rajaram博士が2014年度世界食糧賞を受賞

 コムギ育種家Sanjaya Rajaram博士がアイオワ州Des Moinesで開催の世界食糧デーと国連FAO家族農業生産者国際年の行事の際に世界食糧賞を受賞した。この賞は、その創設者であり、Rajaram博士の師であるNorman Borlaug博士の百周年を記念して与えられた。

 Rajaram博士は、480以上のコムギ品種を開発した。彼の研究が2億トン以上の世界小麦生産の著しい増加につながった。冬コムギと春コムギの交雑で、世界中の幅広い環境下での高い収率と信頼性をもつコムギ品種を開発した。彼はまた、さび病抵抗性コムギ品種を開発した。

 Rajaram博士は、受賞に当たって、「この賞は、発展途上国の農業生産者と国家農業システムでの農業生産者の柔軟で革新的な精神の表彰であり、このような貢献なしには、私の研究は不可能だった。私の役割は、彼らに貢献することでありそのものは、まだミッションとして残っている」と述べた。

 Rajaram博士は、Borlaug博士と共に働き、メキシコの国際トウモロコシ?コムギ改良センター(CIMMYT)でのコムギ育種プログラムの長としてBorlaug博士の後を次いだ。世界食糧賞の理事長Kenneth M. Quinn大使は、「Borlaug博士自身がRajaram博士を現代世界最高のコムギの科学者で偉大な視野をもった科学者と讃えていた」と述べた。Rajaram博士は、現在Resource Seeds Internationalの長であり、乾燥地農業研究のための国際センター(ICARDA)のコンサルタントでもある。

詳細は、以下のサイトにある。
http://www.worldfoodprize.org/index.cfm/24667/33059/2014_world_food_prize_awarded_to_dr_sanjaya_rajaram_at_iowa_state_capitol

アフリカ

農業革新がアフリカの農業生産者の競争力を高める

 アフリカ開発銀行(AfDB)と国際食糧政策研究所(IFPRI)が発行した報告書では、アフリカが世界的に競争できるようになるには、農業技術革新を受け入れる必要があると述べている。報告書(アフリカのための遺伝子組換えGM農業技術:現状把握)は、GM作物に重点を置いたアフリカのバイオテクノロジーの状況に関する最新情報を収集し、その導入による成果と制約を評価している。

 報告書はまた、アフリカの農業を低い生産性から経済発展の強い牽引者に引き上げるために変革の必要性を論じている。著者は、そのための障碍を克服するための先導策を提案している。例えば、農業バイオテクノロジーの研究開発における公共投資の増加、規制の枠組みや規制能力の改善;そして効果的かつ広域的なコミュニケーション戦略の開発などを挙げている。

この出版物の詳細は、IFPRI の以下のサイトにある。
http://www.ifpri.org/publication/gm-agricultural-technologies-africa-state-affairs

南北アメリカ

より効率的な根粒を作り、窒素固定を効率化するダイズを開発

 South Dakota州立大学(SDSU)植物科学者Senthil Subramanian氏は、ダイズ根粒の形成を指令・調整する植物側の機構を解明する新しい研究を先導している。この知見で、Subramanian氏は、根粒を作り、これらの機能を調節する分子機構を操作することにより、窒素固定をより効率的に行うダイズを開発したいと考えている。

 植物は、大気中の窒素が豊富にあるにもかかわらずこれを使用することはできない。ダイズなどの豆科植物は、窒素を固定するために、土壌中の細菌Rhizobiumとの相互に有益な関係を形成する能力を持っている。根粒菌(Rhizobium)は、幼植物の根細胞に入り、細菌を収容するために建立形成を開始する。根粒内では、2つの別個のゾーン―窒素を固定するゾーンと窒素を植物に搬送するゾーン―が同じ既存の根細胞から形成される。特定の根の細胞における特定の遺伝子の発現がゾーンの機能を決定する。Subramanian氏は、どのマイクロRNAがこのような機能分化を指令するのかを決定しようとしていると説明した。

本研究の詳細については、以下のサイトにあるSDSUのニュースリリースをご覧ください。
http://www.sdstate.edu/news/articles/plant-scientist-receives-nsf-career-award.cfm

MAUI市長は、GM作物のモラトリアム提案は現実的ではないとした

 マウイ島ハワイ市長Alan Arakawa氏は、遺伝子組換え作物のモラトリアム案は、非現実的であると述べた。モラトリアム案は、安全性を証明するために、開発者が完全な環境と公衆衛生の研究を終えるまで、遺伝子組換え作物の栽培やテストを許可しないというものである。Arakawa氏によると、もしもモラトリアム案が11月4選挙で承認された場合、そのような提案を実行することは、「ほとんど不可能であり、まさに実行できない非現実的なものになる」としている。

 「提案によれば、ほとんど1人ひとりの家に行かなければならないような非常に侵襲的調査になり、また森林にあるすべての樹木を識別検査しなければならない。また牧草地では、GMOが出てくる全ての可能性を調べ何らかの制御が必要になる」と市長が、知事と州議会の候補者とのパネルディスカッションの中で語った。Arakawa氏は、遺伝子組換えへの公式な姿勢を示さなかったが、遺伝子組換え作物が有害であるとは考えていないと述べた。

詳しくは、以下のサイトにある。
http://mauinews.com/page/content.detail/id/590420/Arakawa--GMO-initiative-would-be--impractical-.html?nav=10

GMO反対消費者は、GMOsが何であるかを理解していないことが分かった

 「Jimmy Kimmel Live」という米国のテレビ番組でテレビのホストが地元の農業生産者の市場にカメラクルーを送って、遺伝子組換え生物(GMOs)に対する対応とその理解をみるために消費者にインタビューした。インタビューに応じた大半は遺伝子組換え生物(GMOs)は、健康影響の可能性があるので買いたくないと言った。しかしながらGMOが何を意味しているのかと問われると正しく答えられなかった。つまり問題を全く理解していないことを示した

このビデオは、以下のサイトある。
http://www.medicaldaily.com/jimmy-kimmel-shows-most-people-think-gmos-are-bad-yet-they-have-no-idea-what-they-are-306809

専門家が、アグリバイオの情報交換における課題を明らかにした

 Genome Prairieは、カナダの103人の情報交換の専門家に対して農業や科学の大衆理解、情報交換戦略、農業に基本をおいた情報や意見の評価などの課題に関する理解や意見について調査を実施した。

 回答者は、農業バイオテクノロジーの一般大衆のイメージに懸念を表明した。過半数(61%)は、一般大衆の認識は、負または悪化のどちらかであり、35%は中立的だった。そして4%が一般大衆の認識が改善されたと言っていることが示された。回答者は、農業バイオテクノロジーにおける誤報の多くは、特にソーシャルメディアネットワークを介していることを示した。彼らはまた、この問題に関する積極的な情報交換戦略の欠如があったことを強調した。この他に取り上げられたものは、情報源の信頼度、予算と時間の制約及び業界全体の調和の取れた努力の欠如だった。

この研究の詳細は以下のサイトにある。
http://www.genomeprairie.ca/files/8214/1265/1492/GP_SCI_COMM_Final_Web.pdf

USDAは、害虫耐性(IR)ダイズMON87751の規制外の決定を延長

 米国農務省動植物健全性検査サービス(APHIS)は、害虫耐性ダイズMON 87751に対する規制外の決定の延長を公表した。APHIS副長官クノロジー規制サービス担当の Michael Firko氏は、MON 87751ダイズ及びその子孫には、植物害虫にリスクをもたらすことはあり得ないとしてAPHISバイオテクノロジー規制の下で規制対象とすることはもはや必要ないと判断した。従ってAPHISは、MON87751ダイズの規制外決定を延長する申請を承認した。

 それ故に、以前にAPHIS-承認または許可した環境放出、州間の移動、または輸入のために必要とされた許可または承認は、もはやMON 87751ダイズ及びその子孫には必要ないことになった。

通知全文は、以下のサイトにある。
http://www.aphis.usda.gov/brs/aphisdocs/13_33701p_det.pdf

アジア・太平洋

中国は、遺伝子組換え作物のメディアキャンペーンを開始

 中国政府は、技術についての誤った情報に対処するために遺伝子組換え作物についてメディアキャンペーンを開始した。中国の農業省によると、テレビ、新聞、インターネットを通じてバイオテクノロジーついて一般大衆を教育しようとすることになる。

 中国は主に飼料用と植物油のために、ここ数年間遺伝子組換え大豆を大量に輸入している。中国は世界の大豆の約3分の1を消費し、すべての輸入の約65%を占めている。

 「遺伝的に修飾された業界の健全な発展のために有益な社会環境を(我々が創造する)。」と農業省は、声明を出している。

詳細と記事は、以下のサイトにある。
http://www.scientificamerican.com/article/china-launches-media-campaign-to-back-genetically-modified-crops/

来年からオーストラリアで除草剤耐性(RT)キャノーラが商業栽培される

 オーストラリア初の二重除草剤耐性キャノーラ品種が、2015年に解放栽培できる。この品種は、triazine と glyphosate耐性(RT)である。このRTは、Pacific Seedsから入手できる。

 キャノーラ農家は、それが雑草管理の面での優れた特性を提供するとして新しい技術について期待を表明している。Victorian Farmers Federation (VFF)の理事長Brett Hosking氏は、「それは農薬回転利用の面に柔軟性をもたせ、除草剤耐性の発現を防ぐことになる。」と述べている。Pacific Seedsの技術部長Justin Kudnig氏によると500人以上の農学者やコンサルタントが、RT技術を評価する試験場を訪問し、新技術の有効性を自分の目で確かめた。

詳細は以下のサイトにある。
http://www.farmweekly.com.au/news/agriculture/cropping/grains/herbicide-tolerant-canola-here-in-2015/2713782.aspx

研究

様々の害虫制御下でのBTイネの収量増の評価

 中国のHuazhong Agricultural Universityの研究者と共同研究者が、以下の4害虫制御方式下で害虫抵抗性のBtイネ品種の圃場での性能調査するための実験を行った。:(1)すべての害虫に対する化学的制御、(2)標的害虫用化学的制御無し、(3)標的害虫の化学的制御、(4)化学制御全くなし。

 結果は、従来種MH63に対してBT-MH63(cry1C)とBT-MH63(cry2A)の最大収量は、標的害虫用農薬なしの条件下で8.4と25.4%増であった。 BT-MH63(cry1C)の収量は、すべての害虫に対する化学的制御や標的害虫の化学的制御下で、従来のMH63のそれよりも低かった。また、BT-MH63(cry2A)の収量が唯一の標的害虫の化学的制御下で従来のMH63のそれよりも低かった。

 相関分析は、MH63に対してBT-MH63の利点は、MH63へのコブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis Guenee)による傷害(白葉のパーセンテージとして表される)と正の相関があった。BT-MH63(cry1C)とBT-MH63(cry2A)は、その葉のBt蛋白質の含量に大きな違いを示したが、コブノメイガには、高い効果的な抵抗を示した。標的害虫用化学的制御無しの結果に基づいて、BT-MH63は、従来のMH63に対して収量増があった。しかしながら、BT-MH63の収量は、標的害虫の化学的制御を行ったときには低かった。

研究成果の要旨は、以下のサイトにある。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378429013003171

文献備忘録

科学者からの直言:一般大衆への情報提供に関する遺伝子組換え専門家の視点と経験

 一般大衆の視点では、学者や科学者がバイオテクノロジーに関する情報の最も信頼性の高い、信頼できる情報源であり、信頼性階段の最上位レベルにある。学者や科学者がバイオテクノロジーコミュニケーションにおける役割を果たしているかを知るためにISAAAが研究を行った。研究の結果は、Philippine Journal of Crop Science8月号(http://www.cssp.org.ph/pjcs-issue/volume-39-no-2)に掲載されている。研究のハイライトは、新しいISAAA出版物、「科学者からの直言:一般大衆への情報提供に関する遺伝子組換え専門家の視点と経験」と題して、ISAAAのバイオテクコミュニケーションシリーズの最新版として出版された。

この出版物は、無料で以下のサイトから取得できる。
http://www.isaaa.org/resources/publications/scicommstudy/download/default.asp

各地のバイオ情報センター(BICS)から

科学者と政策決定者が学生に農業研究に進むように勧めた

 ウガンダバイオサイエンスインフォメーションセンター(UBIC)と協力者は、2014年10月2日に第2回全国バイオテクノロジーエッセイコンテストの表彰式を開催したエッセイコンテストのテーマは「農業バイオテクノロジーとその環境への影響第2段」であった。このコンテストを通じて、UBICは、学生が日常生活へのバイオテクノロジーの適用に関するアイデアを考え、またその環境へ影響を考えることを奨励したいと考えている。

タイバイオ情報センター(THAI BIC)は、2つのバイオテック情報交換ワークショップを開催

 科学者や研究者を対象とした作物バイオテクノロジーの情報交換トレーニングに関するワークショップとバイオセーフティ規制当局者のための同様のワークショップが、2014年9月24-25日にバンコク、ラマガーデンズホテルで開催された。この2つの事業は、タイバイオテクノロジーとバイオセーフティ情報センター(BBIC)によって開催された。BBICのSupat Attathom博士とFoSTATのDarunee Edwards博士は、それぞれ、作物バイオテクノロジーと食品の安全性の問題の概要を説明した。 ISAAAのMariechel Navarro博士は、科学コミュニケーションの概念と方法について講演した。

Pangasinan AGRI役員および農業生産者がBTナスを支援する発言

 バイオテクノロジー101: セミナー・ワークショップと作物改良のためのバイオテクノロジー研究訪問に参加したナス生産のトップの自治体のPangasinan州からの17人の農業役員、地方政府の構成員及び農業生産者は、その技術、応用、および製品についての学習の後に現代のバイオテクノロジーに謝意を表明した。セミナー・ワークショップは2014年10月15-17日にUniversity of the Philippines Los Banos-植物育種研究所 (UPLB-IPB)で開催された。活動のハイライトは、参加者が非常に大きな関心をBtナスの商業化栽培に向けているとの現状把握であった。参加者は辛抱強くのBtナス種子の開放を待っており、技術の恩恵を受けたいと述べた。

 参加者は、医療バイオテクノロジー、遺伝子組換え作物に関する世界的なシナリオ、フィリピンの遺伝子工学、食品や環境安全性の科学、フィリピンのバイオセーフティ規制、Btナスの潜在的なメリットだけでなく、フィリピン農務省のアグリバイオの先導案、植物育種研究所 (IPB)と the UPLB-国立分子生物学及びバイオテクノロジー研究所からの説明を受けた。

 実験室訪問や組織培養及び分子マーカーのデモンストレーションもIPBで行った。この事業は、ISAAA(国際アグリバイオ事業団)、農業バイオテクノロジー支援プロジェクトII(ABSPII)、農業バイオテクノロジー情報センターの大学院研究と研究のための東南アジア地域センター(SEARCA BIC)が主催した。

フィリピンのバイオテクノロジーについての詳細は以下のサイトにある。
http://www.bic.searca.org/