Wmの憂鬱、日本のイノベーター、第3弾の(3)、競争企業は進み過ぎた、伝統的な細胞ベースの選抜が「アビガン」の幸運を引き寄せた

(2014.10.01 00:08)1pt
宮田満

 動物に投薬すると代謝されてしまうT1105から、商品化したアビガン(T705)までは僅かフッ素基1つ付加した差に過ぎなかった。しかし、ここでも合成は難航する。だが、この苦労は決して無駄では無かった。後で分かったのだが、アビガンはプロドラッグだった。細胞に取り込まれ、代謝されて始めて活性化合物となる。これがRNA鎖依存型RNAポリメラーゼを標的としてスクリーニングを進めていたライバル企業を突き放す要因となっていたのだ。

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