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【日経バイオテク/機能性食品メール

    2014.10.24 Vol.160】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしております日経バイオテクの河田孝雄です。

 今日(2014年10月24日)は、第35回日本肥満学会の会場におります。肥満学会
は宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで、今日と明日の2日間の開催で、
1300人ぐらいの参加が見込まれています。

 ω3(n-3系脂肪酸)や玄米成分の注目発表など、報道してまいります。

[2014-10-17]
栄養機能食品の対象にn-3系脂肪酸や野菜・果物を追加へ、消費者庁がパブコメ開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141017/179628/?ST=ffood

 明後日(10月26日)も同じ会場で、文部科学省の新学術領域研究「食欲と脂肪
蓄積の制御と破綻の分子基盤の解明」(研究代表者:寒川賢治・国立循環器病研
究センター研究所所長)の公開国際シンポジウムが開催されます。

 第35回日本肥満学会の会長を務めているのは、宮崎大学医学部内科学講座神経
呼吸内分泌代謝学分野教授の中里雅光さんです。

 中里さんは、松尾壽之さん(宮崎医科大学名誉教授、国立循環器病センター名
誉研究所長)と寒川さんの門下生で、神経内科の医師でオーキシンやグレリンな
どで肥満の研究にも大きな寄与をしています。

 今日の中里さんの会長講演のタイトルは「エネルギー代謝調節におけるペプチ
ドの役割と臨床応用」でした。

 肥満対策では、運動や食事といった行動変容が大切だと繰り返し会場でうかが
いました。運動療法などを指導しても保険点数が加算されるわけではないので、
なかなかエビデンスの構築が進みにくいようです。

 この行動変容に、遺伝子検査がとても役に立つという話を、今週火曜日のファ
ンケルの発表会で、医師の山崎義光さんからうかがいました。

[2014-10-21]
ファンケルHSが予防医療で事業比率3割目指す、サプリメントでαGPCを新規採用
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141021/179691/?ST=ffood

 通常は、1カ月しか続かないところが、3カ月も6カ月も続くようになる、と山
崎さんはお話しでした。

 一般的な健康診断や人間ドックなどの検査結果は、測定の都度、結果が変わり
ますが、遺伝子は1回の検査で、基本的に一生変わらない体質を把握できるから
なのでしょうか。

 山崎さんは、ファンケルが提携している予防医療専門クリニックである健康院
クリニック(東京・中央)の顧問をつとめており、今回のファンケルの予防医療
事業では、遺伝子の検査と検査の結果に基づいた行動変容のアドバイスを担当し
ます。

 実際に遺伝子の検査を担当するのは、山崎さんが代表取締役を務めているサイ
ンポスト(大阪市中央区)です。サインポストは、04年に設立された大阪大学医
学部発ベンチャーです。

 遺伝子検査の結果が実際にどのくらい体質に影響するのか、またファンケルが
新たに発売するサプリメントがどのくらいその体質にマッチしているのかが、気
になります。サインポストでは主として日本人の1万人の遺伝子検査結果と、そ
の後の診断結果の推移を持っているとのことで、かなり期待ができるようです。
ファンケルの方でも、サプリメントのエビデンス蓄積では自信があるとの説明で
した。

 摂取する栄養素の代謝に直接関与する遺伝子は、説明が明快だと思います。

 今回ファンケルが事業化する予防医療事業の遺伝子検査のメニューに含まれて
いる、葉酸代謝酵素であるMTHFRのSNPsも、その1つだと思います。行動変容メニ
ューには、葉酸の摂取を勧めるという内容が記されていましたが、ファンケルは
今回の事業化では、葉酸を多く含むサプリメントの新製品は用意していませんで
した。

 葉酸は、サプリメントが嫌いな厚生労働省が補充の必要性を認めた最初の栄養
素です。葉酸のサプリメントは世の中にたくさんあるので、差異化が難しいそう
ですね。

 大豆イソフラボンアグリコンの研究で蓄積があるニチモウも、葉酸を新配合し
た新製品を10月22日に新発売しました。

[2014-10-22]
ニチモウ、妊娠しやすい体づくりを応援する「イソラコン葉酸400μgプラス」
を新発売
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20141022/179712/?ST=ffood

 事業化しているニチモウバイオティックスのウェブサイトには、大豆イソフラ
ボンアグリコンのエビデンスデータがたくさん紹介されていました。

http://www.nichimobiotics.co.jp/research.html

 ファンケルのウェブサイトも大分調べてみたのですが、自慢のエビデンス情報
をどのように開示しているのか、よく分かりませんでした。

 2015年4月から始まる新しい表示制度が、エビデンス情報の開示の追い風になる
ことを期待しています。

 締切時間になりましたので、ここで失礼します。なお、ここ1週間の機能性食品
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