小さなRNAであるmicroRNAが標的の遺伝子からの蛋白質合成(翻訳)を抑制することにより、遺伝子の発現を厳密に制御する機構が解明された。日本の2つの研究グループの成果が、2014年10月3日にMolecular Cell誌(IF14.464)オンライン版で発表された。東京大学分子細胞生物学研究所(分生研)の泊幸秀教授らはショウジョウバエの成果を、名古屋市立大学大学院薬学研究科の藤原俊伸教授らはヒトの成果を発表した。解析に用いた手法は全く異なる。泊教授と藤原教授は、文部科学省の科学研究費補助金の新学術領域研究「非コードRNA作用マシナリー」領域(09年度から2013年度まで)で研究を行った。このように日本の2つの研究グループが異なる手法で、異なる生物での成果を著名ジャーナルで同時発表したことは、日本がこの分野で高い研究レベルであることを示す好例といえそうだ。

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