アグリバイオ最新情報【2014年8月31日】のハイライト
ISAAA日本バイオテクノロジー情報センター(NBIC)の冨田房男代表

8月のハイライト

 このところ異常気象が世界中で起こっている。これからの食糧保障には非生物的ストレス耐性が重要になることは言うまでもない。特に発展途上国での影響が心配される。今月は、これに関する記事が4報ある。是非ご覧頂きたい。

 ヨーロッパでは、フランスの組換え作物禁止の申請を欧州食品安全機関(EFSA)が強く反論している。フランスの考えにはなかなかついて行けないというのが私の感想である。EFSAの強い声明は価値があると考えるのは、私だけではあるまいと思う。

 米国では、2,4-D除草剤に耐性のトウモロコシとダイズの環境影響評価が終わった。新しい組換え作物の利用が間もない。また、さらにダイカンバ(dicamba)耐性のものも直ぐに出てきそうである。雑草管理の面から大変有用と考えられる。

 アフリカイネOryza glaberrimaのゲノム完全配列が決まったことも大きな成果である。アジア種との交配も期待できる。

世界

国際チームがアフリカイネゲノムを解読
発展途上国に起こりうる気象変動の影響
科学者は、セルフ遺伝子改変した果実作物にはよりよい受容性を期待している
新しい情報源によると遺伝子組換え作物研究の半分が独立に行われている

アフリカ

アフリカにおけるバイオテクノロジー:新規取組、先進企画推進と今後
ジンバブエの遺伝子組換え担当責任部局はBtワタを促進

南北アメリカ

専門家は世界的な作物収量の主要な減速は、気象変動によると推定している
遺伝子組換え飼料用作物研究に関する総説
Enright氏曰く:一般人にもっと遺伝子組換えを話そう
米国農務省(USDA)は、除草剤耐性(HT)トウモロコシとダイズについて最終的環境影響評価書(EIS)を出した
ダイズ農業生産者はより速い遺伝子組換え(GM)作物の承認プロセスを求めた

アジア・太平洋

フィリピン上院議員は健康的な作物の研究を支持
オーストラリアは、耐乾性に関する世界最大規模のヒヨコマメ実験を実施
遺伝子組換え農業(アグリバイオテク)がフィリピンの食品輸出力を高める
遺伝子技術規制局(OGTR)は、遺伝子組換え紅花の圃場試験の申請を受付けた

ヨーロッパ

Paterson氏は遺伝子組換えを擁護すること誇りとしている
フランスのMON810の栽培停止要請に対する欧州食品安全機関(EFSA)声明
食品衛生技術協会(SOFHT)新会長によると遺伝子組換え(GM)は怖いものではない

文献備忘録

遺伝子組換え作物年次報告を改訂
遺伝子組換え年次品種報告を改訂

国際アグリバイオ事業団(ISAAA)アグリバイオ最新情報【2014年8月31日】

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https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140910/178921/