8月27日の理研CDB記者会見
8月27日の理研CDB記者会見
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 【日経バイオテク/機能性食品メール
    2014.8.29 Vol.152】
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 原則として毎週金曜日に「日経バイオテク/機能性食品メール」をお届けしてお
ります日経バイオテクの河田孝雄です。

 今週は、ゲノム編集技術とCRISPR/Cas、新育種技術(New Breeding Techniques
:NBT)の話題を中心にお届けします。

 その前にまずは、昨日(8月28日)、消費者庁が意見募集(パブリックコメント
)を開始した話題をお届けします。示された「食品表示基準(案)(機能性)」
には、制度の名称として「機能性表示食品」と記載されています。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=235080028&Mode=0

 意見募集期間は、8月28日から9月26日です。どしどし意見を提出しましょう。

消費者庁、食品の新機能性表示制度の基準案のパブコメは8月中に開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140827/178608/?ST=ffood

 今日、お台場地区で取材している日本脂質栄養学会第23回大会でも、この意見
募集開始が話題になっていました。

[2014-8-29]
脂質栄養学会が開幕、初日に緊急セミナー「脂質検査値をどう読むか?」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140829/178671/?ST=ffood

 さて、今週水曜日(8月27日)には、理化学研究所の「STAP現象の検証の中間
報告について」の後半を傍聴しました。

http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140327_1/
http://www.cdb.riken.jp/jp/index_stap.html

 動物実験を進めるには準備に随分と時間がかかるのだと、改めて感じました。
理研CDBでは、より厳密な解析を行うために、新たにCre-loxPシステムを導入し
ています。

 Cre-loxPで作製したコンディショナルノックアウト(KO)マウスは、大学や
研究機関から毎日大量に発表される論文成果で、よく拝見します。トップジャー
ナル論文の記事をまとめるときには、他の人が簡単には真似できない、どんな技
術や材料を用いているのかを、重点的に取材して記事に反映しています。

 この中で、コンディショナルKOマウスの占める比率はかなり大きいように感じ
ています。先週の清野さんらのScience誌の論文では、おそらく10種類ぐらい、
コンディショナルを含むKOマウスを利用しているのでは、と思います。

東大医科研の清野宏教授ら、腸内細菌の感染防御作用に新機構、
自然リンパ球を刺激して腸管上皮細胞にフコース付加
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140822/178547/?ST=ffood

 通常のKOマウスは、従来2年かかっていたのが、2013年初めに論文発表された
CRISPR/Casによって2カ月(最短は1カ月)に短縮されました。

 トップジャーナルに論文を投稿すると、仮設の検証度を高めるために、追加実
験データの提出が、期限付きで要求されます。CRISPRが登場する前には、査読者
もKOマウスのデータを追加せよ、という指令は出しにくかった(2年もかかって
しまう)のですが、2カ月でできるとなって、今やこのような追加要求は、当た
り前になっているとうかがっています。

 上の清野さんらの論文も、追加データの要求に応えて追加実験をたびたび行
ったため、最初に投稿してから2014年8月に論文発表にたどりつくまでに、長い
時間を要しました。

 Cre-loxPを用いるコンディショナルKOマウスの作製も、CRISPR/Casシステムに
よって、かなり迅速化されつつあります。

 第2世代のゲノム編集技術といわれるTALENに続き、第3世代のCRISPR/Casでも、
ラットの遺伝子改変の成果を発表している京都大学大学院医学研究科附属動物実
験施設特定准教授の真下知士さんにおうかがいしまして、ゲノム編集技術を用い
たコンディショナルKOラットの発表を確認しました。

 ゲノム編集技術を用いたコンディショナルKOラットの作製は、
第1世代のゲノム編集技術であるZFNを用いた成果を、2013年6月に米国グループが
Nature Methods誌で発表しました。
http://www.nature.com/nmeth/journal/v10/n7/abs/nmeth.2516.html

 CRISPRを用いたコンディショナルKOマウスの作製は、2013年12月に中国グルー
プがCell Research誌で発表しました。
http://www.nature.com/cr/journal/v24/n1/full/cr2013157a.html

 マウスでは、CRISPRやZFNでコンディショナルが報告されています。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0092867413010167
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0077696
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S221154631400062X

 真下さんらの最近のラットの論文も、ノックインなどのゲノム改変を含んでい
ます。

[2014-8-28]
京大、CRISPR/Casでラットの毛色突然変異を修復、
SNP認識でアレル特異的KO、ssODNでノックイン
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140828/178643/?ST=ffood

 ゲノム編集は、ヒト細胞や実験動物などのゲノム改変の他にも、作物など経
済生物の育種にも、活用されます。NBT(新育種技術)と呼ばれます。

 ここ1週間で関連の記事をまとめておりますので以下のメールや記事をご覧く
ださい。

ゲノム編集など新育種技術の報告書を日本学術会議が発表、カイコの成果続々
【GreenInnovation Vol.268】(2014-8-28)
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140828/178631/?ST=env

[2014-8-29]
ゲノム編集生物の取り扱い、広島大は2014年1月に通知、
第4回ゲノム編集研究会は10月に広島で開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140829/178667/?ST=ffood

[2014-8-27]
ゲノム編集技術への対応、京大は通知、東大は周知で方針徹底
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140827/178612/?ST=ffood

[2014-8-29]
法政大が9月4日に植物医科学センター設立記念シンポ、
センター長は内閣府SIP政策参与の西尾健教授
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140828/178665/?ST=ffood

[2014-8-26]
日本学術会議、植物の新育種技術の報告書発表、
外来遺伝子の挿入や改変が無くても独断的な判断はダメ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140826/178593/?ST=ffood

 締切時間になりましたので、ここで失礼します。ここ1週間の機能性食品関連の
記事リストは、このメールの最後の部分をご覧ください。

 なお、上記で紹介した日経バイオテクONLINEの記事は、第1パラグラフまではど
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           河田孝雄

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※2014年8月22日から8月29日までの機能性食品記事リスト(掲載の新しい順)
 リンク先は、日経バイオテクONLINE機能性食品版です。

ゲノム編集生物の取り扱い、広島大は2014年1月に通知、
第4回ゲノム編集研究会は10月に広島で開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140829/178667/?ST=ffood

大塚製薬、ブラジルの健康・機能性食品の最大手Jasmine社を買収
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140829/178666/?ST=ffood

法政大が9月4日に植物医科学センター設立記念シンポ、
センター長は内閣府SIP政策参与の西尾健教授
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140828/178665/?ST=ffood

京大、CRISPR/Casでラットの毛色突然変異を修復、
SNP認識でアレル特異的KO、ssODNでノックイン
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140828/178643/?ST=ffood

生物研、組換えカイコで切れにくさ1.5倍のクモ糸シルク、
通常の工程で絹織物に加工
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140828/178634/?ST=ffood

ゲノム編集技術への対応、京大は通知、東大は周知で方針徹底
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140827/178612/?ST=ffood

消費者庁、食品の新機能性表示制度の基準案のパブコメは8月中に開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140827/178608/?ST=ffood

日本学術会議、植物の新育種技術の報告書発表、
外来遺伝子の挿入や改変が無くても独断的な判断は駄目
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140826/178593/?ST=ffood

生物研、強力なhspプロモーターでカイコ組換え体の判別を効率化
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140825/178578/?ST=ffood

【機能性食品 Vol.151】農水省が介護食品の愛称公募、腸内フローラは宝の山
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140822/178551/?ST=ffood

東大医科研の清野宏教授ら、腸内細菌の感染防御作用に新機構、
自然リンパ球を刺激して腸管上皮細胞にフコース付加
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140822/178547/?ST=ffood

※以下は、記者発表です。記事中のリンク先は各企業のウェブサイトです。

日清製粉グループ本社、株式分割、単元株式数の変更および定款の一部変更
に関するお知らせ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140828/178638/?ST=ffood

日清製粉グループ本社、日清製粉(株)鶴見工場に26,000トンの
原料小麦サイロを増設
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140828/178637/?ST=ffood

扶桑薬品工業、人事異動に関するお知らせ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140828/178626/?ST=ffood

ユーグレナ、バングラデシュにおける緑豆栽培ソーシャルビジネス合弁会社
の株式等の取得に関するお知らせ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140828/178621/?ST=ffood

日本配合飼料、「フィード・ワンホールディングス株式会社」における組織
及び役員人事に関するお知らせ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140828/178618/?ST=ffood

東洋新薬、週刊ダイヤモンド2014年8月25日号において、
東洋新薬の地方自治体との連携についての記事が掲載されました。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140826/178590/?ST=ffood

ダイドードリンコ、平成27年1月期 8月度販売状況のお知らせ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140826/178584/?ST=ffood

ユーグレナ、株主優待制度の変更に関するお知らせ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140825/178563/?ST=ffood

伊藤ハム、自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/pressrelease/20140825/178559/?ST=ffood

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