現在、鶴岡市慶応義塾先端生命科学研究所で開催するバイオファイナンスギルドの遺伝子操作・メタボローム実習に向かうため、羽田空港のラウンジでこのメールを書いております。今回のテーマはスーパーコンピュータ京で、創薬革新は起こるのか? 2時間前にパシフィコ横浜で開催された日本癌治療学会からのほかほかの報告です。しかし、昨日のSTAP騒動による理研の改革案についても触れない訳には参りません。相澤先生や丹羽先生が行っているSTAP細胞の検証実験の入り口、つまり脾臓由来の血液細胞(CD45陽性)を酸性溶液につけて初期化のシグナルであるOCT3/4の活性化をレポータ遺伝子(GFP)産物の蛍光で見る実験で、22回も行ったのに光らなかったというのは、まったく意外ではありませんでした。だが、理研が事実上、STAP騒動の現場となった理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)のセンター長を更迭、規模を半減、看板もかけ直す改革を打ち出したにも拘わらず。理研の現在の理事長、理事の誰一人として更迭されなかったことには、真底驚きました。かつてこのメールでも申し上げましたが、優れた研究者が必ずしも優れた研究機関の経営者や管理者ではない事実をSTAP騒動が白日の下に曝したのですが、まだ、理研の経営陣は責任の取り方が分かっていない。結果責任を取り、新しい経営陣によってCDBばかりでなく、理研本体も再出発するのが、当然であると考えています。改革プランを責任をもって執行してこそ、本当の改革です。読者のご意見も伺いたいと願っております。

 http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140827_1/

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