Wmの憂鬱、Nature誌にも責任があるSTAP細胞騒動、解決には第三者の追試不可欠【日経バイオテクONLINE Vol.2012】

(2014.02.20 18:00)1pt
宮田満

 ブログサイトPubPeer(https://pubpeer.com/)などの指摘で、理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター・細胞リプログラミング研究ユニットの小保方晴子ユニットリーダーがNature誌に投稿した論文と2011年に発表した論文にイメージの誤用疑惑が持ち上がり、理化学研究所、早稲田大学(小保方さんの卒業大学)、Nature誌が調査を開始、東京女子医科大学(Nature誌の共著者が所属、小保方さんが大学院を卒業)と近く調査を開始するというどたばた騒ぎが始まったためです。しかし、背景を取材すると、Nature誌のレフェリーの指摘によって、掲載直前に図誤用疑惑が持ち上がっている論文は大きく内容を変更したたことも判明していました。STAP細胞に関してはもう一報、1月30日号に掲載しており、小保方さんと論文の共同執筆者である理研の笹井芳樹グループディレクターは100枚近い写真を短時間に扱うことを強いられました。事実なら訂正は必要ですが誤用が生じる物理的な理由が合ったのです。Nature誌が調査するというなら、図の誤用だけでなく、科学界やマスメディアでは神聖視されているNature誌の編集プロセスを自ら検証することも必要であると思います。科学者が金科玉条とするピア・レビューシステムによる検証を経た出版というNature誌などのビジネスモデルは危機に瀕しています。

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