こんにちは。1週おきにこのメールを担当しております、日経バイオテク記者の増田智子です。

 本日、2月12日の午後7時から、TBSテレビで「最新脳科学ミステリー」という特番があり、監修は理化学研究所脳科学研究センターの御子柴克彦シニア・チームリーダーとのことです(http://www.brain.riken.jp/jp/news/details/177)。文部科学省が2014年度予算で「脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」を開始することもあり、ここで世間の興味を脳科学へと引きつけておきたいところです。同じ時間帯、カーリング女子・ノルディック複合・スノーボード女子ハーフパイプの地上波の放送等もありますが、ぜひ脳科学の番組も。

 2014年は世界的に脳科学研究が盛り上がる年になると予想され、日経バイオテクでもなるべく国内外の動きをカバーしていきたいと考えております。年明けから、Harvard University脳科学センターの山形方人博士による連載を開始しました。まだの方はこの機会にまとめて是非ご覧ください。この連載は今後も続きます。どうして2014年なのか、という理由も説明されています。

連載、脳科学の未来:コネクトームへの挑戦(1)コネクトームとは何か?
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140106/173196/

連載、脳科学の未来:コネクトームへの挑戦(2)コネクトームのパイオニア達
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140106/173197/

連載、脳科学の未来:コネクトームへの挑戦(3)コネクトミクス:
コネクトーム完成へのブレークスルーに向けて
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140106/173198/

連載、脳科学の未来:コネクトームへの挑戦 (4) ヒトの脳の難しさ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140129/173594/

連載、脳科学の未来:コネクトームへの挑戦 (5) ゲノム研究でも使われた
センチュウを活用
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140129/173595/

連載、脳科学の未来:コネクトームへの挑戦 (6) アプローチ可能な脳:網膜の世界
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140129/173596/

 一般向けの「脳科学」では10年に1回程度のブームがあり、前回は2005年前後でした。この時は、「脳トレ」関連の本・ゲームが大ヒットしたり、UCSDの神経科学者のV.S.ラマチャンドラン(Vilayanur S. Ramachandran)博士の2冊目の本("The Emerging Mind"「脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ」、角川書店)が出版されたりしました。ラマチャンドラン博士の一般向け最新の書籍("The Tell-Tale Brain"「脳のなかの天使」、角川書店)は2013年に翻訳出版されているので、何らかの形でまたブームが来るのかもしれません。

 なお、ラマチャンドラン博士の本で出てくる「盲視(blindsight)」をタイトルにしたSF小説「ブラインドサイト」(東京創元社)も2013年に出版されていて、著者のピーター・ワッツ(Peter Watts)が川崎市で開催されるイベントのために4月に来日するとのことです。この人はカナダ人で、海洋生物学者(Google Scholarによるとアザラシの研究をしていた模様)から小説家になった人です。ご近所にお住まいの方はぜひどうぞ(詳細はこちら http://hal-con.sblo.jp/article/83321601.html)。

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                      日経バイオテク 増田智子